*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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フィルハーモニア管/マゼール/トリフォノフ - ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ラフマニノフ、スクリャービン

Thursday 13 December 2012 19.30- @Royal Festival Hall

Igor Stravinsky: The Firebird, Suite (1919)
Sergey Prokofiev: Piano Concerto No.2
Sergey Rachmaninov: The Rock
Alexander Scriabin: Le poème de l'extase, Op.54

Philharmonia Orchestra
Lorin Maazel conductor
Daniil Trifonov piano


土曜に引き続きマゼールです。今日はまあ盛りだくさんなプログラム。こりゃ絶対に終演22時だぞ~と覚悟しておりました。しかも3日連続音楽会の最終日で、かなり疲れてますわ。はあ。

だったんですが最初の火の鳥からぶっ飛びました。今日はいつものようにクワイヤ席ですが、オケに近いせいもあったのかもしれません。オケはよく鳴るし各楽器のソロも素晴らしいし(「ララバイ」でのFgのAmyさんとかチェロのティモシーさんとか)、「王女たちのロンド」からはその美しさとこの曲の思い出なんかがごっちゃになって涙が。こんなの私だけだったのでしょうが、もうこれで帰ってもいい(帰らないけど)くらいの名演。完全に魂を抜かれた。最後の盛り上がりもすごかったですが(勿論「カスチェイの踊り」の最初の一音もね)、印象的だったのは何と言っても「王女たちのロンド」と「ララバイ」での歌い。ララバイの最後でのとことんまで落とした弦のトレモロ。かつフォルテは爆音だし。このメリハリがたまらん。最後はオールダウンボウ、最後まで長いクレッシェンド。

次のプロコ、ダニールはチャイコンの優勝者で、すでにロンドンでもリサイタルなんかで活躍してますが私は聴くのは初めて。もしかしてロンドンのオケとの共演は初めて?(私が知らないだけでしょうが)。この前はBBCフィルと共演してましたね。

何しろこの曲すごいというか変わってるというか、1楽章の長いカデンツも勿論、2楽章はずっと16分音符のエチュードのようだし、4楽章では終わったかと思ったらまた始まるし。冒頭から流れるようなソロで、まあ音の美しいこと。フォルテもよく鳴るしテクニックもすごいし、例のカデンツも。プロコなので美しさと滑稽さと力強さと、いろいろ出てくるわけですが、その対比もすごいし、同じフレーズの中でも音色の変化と歌いがすごい。何より弱音と歌いが美しい。そして何色もある音色。聴衆は大盛り上がり。アンコールもありました(曲名がわからない。テクニカルな曲でした。あの曲の後にこれはすごい)。終わるとちゃんとクワイヤ席にもお辞儀してたのがますます好印象でした(^▽^)。これからもっと聴いてみたいピアニストです。

休憩後席に戻ると真後ろのオルガンにオルガニストが。そういえばスクリャービンかぁ。と間近でオルガンが開いてるのを見ることもあんまりないので思わず写真を。上には小さい鏡が2つ。ブリッジウォーターホールのオルガンには指揮者が映るスクリーンが付いてたのを思い出し、こりゃえらく原始的だな、なんて(-_-;)。

s-DSC01363.jpg


後半もすごいです。The Rock、お話に基づいた曲ですがこれまたものすごいドラマのある演奏。あちこちで活躍するフルートも素晴らしいし、低音はよく鳴るし。もしかして実演で聴くのは初めてですが、若い時の作品なのにまあ素晴らしいなあと改めて。

さて最後の「法悦の詩」、マゼールは暗譜でした。日本でもやってたしお得意なんでしょうね。この曲前にLSOで聴きましたが、その時は初めてだったこともあり、何だかあっという間に終わってしまった印象。今日は特にステージの近くだったので堪能できました。さすがオケに対するコントロールがすごいです。今日は官能的な感じは全くなくすごく実直な音楽。随所に感じられるめりはり。ブラスが始終わーっと華やかな曲で、勿論一番大変なのはTpだと思いますが、今日はTpのトップはゲストプリンシパルのよう。フィルハーモニアって(私からすると)Tpって他の楽器に比べて心もとないことが多いんですが(汗)、今日は(今日はって(-_-;)素晴らしかったです。今日はホルンが9人、Tpが6人。

盛りだくさんのプログラムで本当にお腹いっぱい。終演はやっぱりちょっと遅くなりましたが(といっても帰宅はいつもと同じくらい)大満足の演奏会でした。特に火の鳥にはやられた。

s-DSC01362.jpg


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Comment

No title 

feliz2さん、こんばんは。
マゼールさん10月にN響定期も含めて7回ぐらい振られてましたが、随分評判良かったです。NHK3チャンネルにも出てました。結構歳なのに元気ですよね~
  • posted by かんとく 
  • URL 
  • 2012.12/21 15:10分 
  • [Edit]
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かんとくさん 

こんにちは。久しぶりの(?)日本の年末はいかがですか~?マゼール、この前日本にも行ってましたね。さすが、フィルハーモニアの音を存分に引き出してました。ほんと、これからもお元気で活躍してほしいですね。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.12/25 20:56分 
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  • [Res]

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feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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