*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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LPO/Joshua Bell/Jurowski - Mozart, Brahms, Zemlinsky, Szymanowski

Wed 22 Feb, 2012 19.30- @Royal Festival Hall

Wolfgang Amadeus Mozart: Symphony No.32
Johannes Brahms: Violin Concerto in D
Alexander Von Zemlinsky: Psalm 23, Op.14
Karol Szymanowski: Symphony No.3 (The Song of the Night) for high voice, chorus & orchestra

London Philharmonic Orchestra
Vladimir Jurowski conductor
Joshua Bell violin
Jeremy Ovenden tenor
London Philharmonic Choir


待望のジョシュア・ベルです。聴くのは夏(これ)以来?
私は、彼の殆どのCDを揃え、ロンドンに来ると勿論必ずコンサートに行き、レビュー、ツアースケジュール、動画、ラジオ中継その他は常にチェックし、ロンドンに来なければ近くなら遠征までしてしまうほどの大ファンでして。コペンハーゲンとか、ケルンとか、ブライトン(これは他国ではないですが)とか、行きました。元々、彼はたくさんいるお気に入りのヴァイオリニストの1人だったので、CDも持ってるしコンサートにも行ってたのですが、数年前のコンサートで急に目覚めたのです。で今に至る。

今日はブラームスの大曲の他にいろいろついてます。イギリスでも人気のジョシュですが、ホールからは「ペアチケット当たります!」というツィートまで流れてきてて、もしかして余ってるのかなぁ(後半の曲のせい?)と思ってました。やはりなぜか今日は私の周りでは空席が目立ちました。

以前ケルン行った時もユロフスキーでした。よく共演しているようです。それに今乗っているLPO/ユロフスキーなので、楽しみにしていました。シマノフスキーにツェムリンスキーは初めて聴く曲。特にツェムリンスキーはチェンバーの曲しか知らない。シマノフスキー3番は5月にもブーレーズ指揮でLSOがやるようです。(正直、うへぇ4曲かぁ、前のハフの時みたいにえらく遅くなるんでは?と思ってましたが、各曲が短かったのでそんなに遅くなりませんでした。)
--
オケは、1stと2ndvlnが向かい合わせで、1stの隣からチェロ、ヴィオラという配置でした。
1曲目はモーツァルト。そういえばユロフスキーを指揮を近くで見るのは初めてです。モーツァルトの最初、あまりに力強い腕の動きで驚きました。でも歌うところは左手での滑らかな動きで、わりと全身を使った指揮でした。曲は全2楽章の短い曲。1stヴァイオリンの人は、ヴィブラートをかけてる人とかけてない人がいて、いいんかいな?と思いましたが。

で、私にとってメインのブラームスですが、なぜか今日は感じ方が違いました。勿論美しく熱演だったのですが、今までと違って強く印象に残るという演奏ではありませんでした。それは、曲が何度か彼の演奏をライブで聴いたことのあるブラームスだったせいなのか、ここのところ本業(頭を使う)が大変で頭が疲れてたせいなのかわかりませんが、いつまでも音が頭に残っているような、いつも感じるような「感動」というのがなかったのです。贅沢な話ですが、きっと聴きすぎなのだろうと思います(シベリウスとかScottish Fantasyとかプロコとかならまた違ったでしょうが。。あとミスもあったし(←これは結構いつも。ファンなのに辛口です)。

いつもないことですがオケの伴奏にも聞き入りました。ユロフスキは表情豊かにオケを立派にまとめあげておりとても印象的でした。(LPOはオーボエの音が変わってると思ってたのですが、なぜそう思うのわかりました。私には明るすぎるのです。もっと柔らかい音が好みなので。)そういえば、今日はあのハフの時にソロを弾いたチェロのティモシーさんがいないなーと思ってました。彼はゲスト・プリンシパルだったのだっけ。

そんなことで、ブラームスは何だかよくわからない印象でした。それより、後半のシマノフスキーの方が印象に残りました。クワイヤもソリストもよかったし、何よりユロフスキーの才能を確信しましたね。シマノフスキー3番は「夜の歌」という題がついてて、神秘的な雰囲気の曲でした。歌詞は13世紀ペルシャの詩ということです。その内容からか音楽には宇宙を感じました。途中でドビュッシーの海?というような部分も出てきましたが、全体としてはそんなわけでオリエンタル。雰囲気はそれこそ夜なのですが、壮大で、神秘的で、官能的。リーダーSchoemanさんのソロも非常に色っぽかったです。

その前の「詩篇」は、ん、まるでマーラー??最初から最後まで、あれれ?最後の方なんかマーラー8番の子供の合唱が出てくる部分(わかりませんね。。)にそっくりだし。アルマとは恋仲にあったけど逃げられたという、かわいそう。

さてー、何だか最後は「シマノフスキーはよかったな」になってしまいました。たまたまこういうプログラムだったからかもしれません。ブラームスはそんなわけで、今日は私の耳(胸)にはすっと入ってきませんでした。それでも今後もジョシュの演奏を聴き続けるだろうし、遠征もするでしょう。実際、ブラームスを聴いてる時は、あぁ、この音だ、これを聴くために生きてるんだー、と思ってました。でも、今日感じたのは、自分の音楽の聴き方がまた変わってきたのではないかということです。コンサートに通ってると、ある時、ん、耳が変わった?と感じるときがあります。またそういう時なのかもしれません。この壁を越えるとまた次の段階に行けるのかもしれないけど、何だかよくわかりませんね。すべてを無条件で受け入れていた頃の方が、それはそれでよかったのかなぁという気がしないでもないです。まあジョシュは私は単に聴きすぎなんだろうと思います。他のヴァイオリニストに比べて、ライブで聴いた数が圧倒的に多いので。普段は彼のCDばかり聴いてるわけではないんですが。

そんなわけで、ちょっと複雑な気持ちになったブラームスでした。

Josh/Jurowski/LPO
ユロフスキーさんがあっち向いてる時でごめんなさい

Comment

 

こんにちは。
トラックバック1番乗りだけを目指して貼り逃げしてました。なんだかうちのインターネットとっても不安定でつながった瞬間を狙ってネットしてます。
チェロの人は、女の人がプリンシパルです。副プリンシパルの人も女の人なので、男の人はゲストですね。

ユロフスキさんとLPOいいでしょう〜。勢いがあるので侮れませんよ。ってかロンドンのオーケストラってみんなそれぞれにいいのでついうっかりチケットの山ができちゃうんですね。
  • posted by つるびねった 
  • URL 
  • 2012.03/04 11:28分 
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天国的な長さのブラームス「ヴァイオリン協奏曲」 ベル、ユロフスキ、ロンドン・フィル

22.02.2012 @royal festival hall mozart: symphony no. 32 brahms: violin concerto zemlinsky: psalm 23 szymanowski: symphony no. 3 joshua bell (vn) jeremy ovenden (tn) vladimir jurowski / lpc, lpo ジョシュア・ベルさんってわた

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Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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