*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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ロンドンフィル/シナイスキー/レーン - ベートーヴェン、Vine、ショスタコーヴィチ:交響曲10番

Wed 17 October 2012 7:30pm @Royal Festival Hall

Beethoven: Overture, Leonore No. 3
Carl Vine: Piano Concerto No. 2 (UK première)
Shostakovich: Symphony No. 10

Vassily Sinaisky conductor
Piers Lane piano


今日は急にバービカンに寄ってからサウスバンクへ行くことになってしまい、しかも家を出るのが遅れたため、無理、絶対遅刻!と思ってました。なぜなら家から駅までの道がいつものように異様に混んでおり、しかもバービカンからサウスバンクというのは結構行きにくいルートだし。なぜこんなはめになったかというのは明日のエントリーで。。

ピアノコンチェルトにも間に合わないかなあ、まあタコ10だけ聴ければいいか、と思って、ホールに着いたのが7.40ごろ。ドアに行くと係りの人が「急いで!」というので入れるのかと思ったら、なんとまだ開演前。ちょうどオケが席に着き、指揮者の登場を待ってるところでした。ラッキー。
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席に着いたとたん始まったので、ぜーぜー、汗も出るしほとんどまだ聴ける状態にありませんが、今日のLPOは気のせいか縦の線がぴしっと揃ってる。とことんまで落とした弱音が美しい。舞台裏のトランペットの音程がちょい気になりましたが、そんなのはどうでもいいです。最初から引き込まれる演奏でした。

次のピアノコンチェルトはUK初演ということで当然知りませんが、楽しい曲でした。今日のソリストPiers Laneのために書かれた曲とのこと。様々なパーカスやハープも入った華やかな曲。冒頭はVlnとパーカスでのきらびやかで楽しい音形。2楽章ではチューバが活躍、6/8でピアノがアルペジオ風のソロにのって、後打ちっぽいリズムでチューバのソロが重なる。他にも、チェロバスが裏でシンコペーションのリズムを刻んでたり、バルトークピチカートあったり、リズミカルなドラムがどんどこ鳴ってたり(オーストラリアの民族舞踏風?なんて勝手にイメージを)、ジャズっぽかったり、ピアノをパーカスのように鳴らしたり、ととにかく楽しめました。私の苦手な無調でもなく、わかりやすい曲でした。ピアニストもオーストラリア人で、打鍵も正確だし、表現のヴァラエティも豊かで、ダイナミクスの幅も広かった。最後には作曲者も登場してました。

さて、メインのタコですが、これを聴きに来たのです。やっぱり。最近では東響で4番を振ってたようで、その評判を聞いて、やっぱりロシア人だし(^-^:)ショスタコーヴィチは良いのではないか、と思ってチケットを取ってました。10番を聴くのは今年3回目。って、うち2回はヴァシリー(ペトレンコ)/RLPOだったりしますが。(そういえばシナイスキーの名もヴァシリー。)ショスタコーヴィチの中の交響曲で一番好きな曲だったりします。だから何度聴いても良い。

今日何と言ってもよかったのは1楽章。盛り上がって終わる曲だし、正直、3楽章でDSCHのテーマが出てきてからは突き進むだけなので(^-^;)、私にとって大事なのは1楽章だったりします。私自分最近はいろいろあり、1楽章を何だか変な聴き方をしてしまったのかもしれませんが、感情に訴える音楽でした。抑圧と悲しみと苦悩と解放。そんなことを呆然と考えていました。今日の演奏も深い音楽。1楽章は冒頭こそ普通のテンポでしたが、その主題が終わってからは快速。ペトレンコではvlnオールダウンボウにしてた八分音符の箇所も、これじゃあ速すぎてオールダウンは無理だなあ、と思ったくらいのテンポ。でもここぞというところでの低音を鳴らせた重厚さ。コーダでのミュートを付けたストリングスの(特にヴィオラ(^▽^)美しいこと。木管のソロも素晴らしい。正直、LPOってこんなに巧かったっけ?(超失礼)。最近はフィルハーモニアばかり聴いてるので。。

ダイナミクスはかなりの幅でしたが、爆音系でもなく、どこまでもぴしっと揃った引き締まった演奏。でも引き出されたオケの鳴り。ピチカートの太い音。ベトベンと同じく、徹底的に抑えた弱音の美しいこと。シナイスキーは指揮棒を使わず両手を使った指揮ですが、何とも分かりやすい。そのせいか、私にとっては何とも人間味あふれたショスタコでした。演奏終わるとフルートから管楽器を順に立たせ、ベースのところにも行って握手。ということで人柄もよさそうな印象でした(^-^)。

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プロフィール

feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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