*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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読売日響/広上淳一/清水直子 - 武満、バルトーク、リムスキー=コルサコフ

Thu 12 July, 2012 19.00- @サントリーホール

武満 徹:トゥイル・バイ・トワイライト (読響1988年 創立25周年記念委嘱作品)
バルトーク:ヴィオラ協奏曲
リムスキー=コルサコフ:交響組曲 「シェエラザード」 作品35

指揮=広上淳一
ヴィオラ=清水直子
読売日本交響楽団


Suntory Hall
約20年ぶりに行ったサントリーホール、入口上のオルゴール(ってこんな写真ですみません(汗)


休暇で日本に一時帰国中です。日本にいてもこんなして演奏会行ってブログ書いてる私です(^▽^)。なんせ、プロムスのスケジュールが発表になってから日本行きの日程を決め、さらに日本行きの航空券取る前に日本での演奏会のチケットを取ってたくらいですから(何しに日本に行くのか?みたいなw)。今回なんと約20年ぶりにサントリーホール行ってきました。ここ数年は、一時帰国のたびにコンサートには行っていたのですが、なぜかサントリーは行く機会がありませんでした。

そもそも、六本木一丁目駅からどうやって行んだっけ?(たどり着けるのか?)しかも、ホールでチケット引き換えにしており、早く来てね、と書いてあったので、間に合うのか?と結構焦りました。しかも南北線に乗るのも初めてだし。しかし何てことはない、余裕でした。駅から歩いてて、右手にあのエスカレータが見えた時の感動と言ったら!懐かしくて大興奮!思えば最後の定演もここだった?(うろ覚え)余裕で到着したので入口上のオルゴール時計の実演まで鑑賞し、開場するとしっかり(行けるはずもないが)チラシの束ももらって入場。

今回のコンサートは勿論清水さんのバルトークが目当てですが、海外からだと、海外発行のカードが使え、電話でなくネットで購入でき、しかも座席指定ができるもの、しかも自分の日程とも照らし合わせてちょうどいい演奏会。。というとほんと限られてました。ということで頑張って探して頑張って取ったのですが、当日行ってみたら何のことはない、かなりの空席がありました。あら?ネットで見たときはそうでもなく、選択できる席も少なかったけど?そんなこともあり、2階席の後方の席になってしまいました。それでもチケット、普段の私の感覚で言うと超高っ!
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最初の武満の曲は知らない曲です(汗)。アメリカの作曲家フェルドマンへの追悼の曲でもあるようで、パーカス、チェレスタ、ピアノなんかが登場する、他の武満作品と同様幻想的な曲です。私には武満はまだまだ難解な作曲家で、作品そのものを鑑賞する間もなく終わってしまいました(-_-;)。あ、いや、幻想的で美しい曲でした。ソロ楽器も素晴らしかった。そもそも広上さんも読響も初めてで、その音と音楽作りと、久しぶりのこのホールの音響に慣れるのに精いっぱいでした。

バルトーク、清水さんはとても女性らしい音と表現だなと思いました。冒頭のソロの印象としては、ヴァイオリンのような音。特に私の席、その演奏を体感するにはちょっと遠かった(って、私の耳が悪いだけなんでしょうが(-_-;)。さらに途中でチューニングが狂ったのか、全体を通してちょっと音程が気になりました。女性的な音と言っても、か細いというわけでもなく、ものすごく繊細で艶のある音。私はどちらかというとヴィオラはもっと太い音が好みなので、私の好みとはちょっと違いましたが、バルトークもこんな風にも弾けるのね、と、私には非常に妖艶なバルトークでした。ただ、3楽章ではかなり弾いてて、ダンスの色が濃く出てて、あら、清水さん、こんな風にも弾くのね、と別の面も楽しめました。

アンコールはヴィオラトップの鈴木さんとのデュオで、バルトークの44デュオから21番と38番。38番はルーマニアンダンスで、あら、あのルーマニアンダンスみたい。鈴木さんの音は私の好きなヴィオラの音。ヴィオラトップの方のヴィオラも聴けるなんて、何だか得した気分。(しかしアンコールの前にはそそくさと2本譜面台が持ち込まれ、清水さんが弾き始めると何事もないかのように鈴木さんが途中で(だったっけ?)参加したので、なんだかちょっと違和感が。こういうとき、イギリスなら「1人じゃ寂しいし退屈でしょうから2人でやりまーす(笑)」みたいなイントロが入るかもなぁ、なんて考えてしまいました。)

そういえば、よくみなさんが写真撮ってるアンコールの曲の掲示はどこにあったのだろう?確認するの忘れた。
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休憩後はシェエラザード。この曲ほんとよく聴きます。最近数か月でもフィッシャー/ブダペスト祝祭管や山田和樹さん/CBSOで聴きました。だからこそ、どんなシェエラザードかな、と楽しみでした。vlnソロは小森谷さん。広上さん、前半でもかなり踊ってると思いましたが、シェエラザードではすごかった!飛んでるし、指揮台の隅まで行ってオケに指示。指揮見てるだけでものすごく楽しくて、最初のうちは笑いをこらえるのに必死でした(^▽^)。だって、両手をそろえて振るのはまるで体操か野球の振り。違う楽器で交互に出てくるフレーズでは「はいっ、赤挙げて、白挙げてっ」みたいに両手を交互に挙げるし(^o^)。周りの人たちは何もないように聴いてるので、なんでおかしくないのー?慣れてるのか?でも聞いたところによると、あれでも動きは以前より少ないのだとか(^_^;)。

そんな楽しい前半でしたが、だんだん、これはすごい!になってきました。とてもエキサイティングで、歌いもものすごく色っぽいし、幅広いダイナミクスと表現。Fg、Tb、Clのソロも素晴らしいし、オケが十分鳴った圧倒的な演奏。各所にドラマがあり、引き込まれる演奏。最近聴いた山田さんもフィッシャーもそれぞれ味があってよかったのですが、今回の広上さんの演奏もずっと記憶に残る圧倒的な演奏でした。バルトークを聴きに行ったのに、一番印象的だったのはシェエラザードという意外な展開になりました。
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正直、日本のオケ、一時帰国のたびに聴いてましたが、聴くたびに、やっぱ日本のオケだなぁ(ものすごく整っててすごく巧いんだけど、あんまり面白くない)と思ったのですが、今回は印象が変わりました。こんな素晴らしい指揮者が日本にもいるのだな(失礼)と。それに、こんなレベルの演奏を聴けるのなら、日本の音楽環境もやっぱりたいしたもんだ。素晴らしいホールもあるし、在京オケもたくさんあるし、オケも指揮者もこんな風にレベル高いし、世界有数の演奏家も来るし、今の私くらいの頻度で演奏会に行ってらっしゃる方も中にはいるので、もし帰国しても今と同じような音楽環境が維持できるのかもなぁ(勿論、いろんなものを調整して、だけど。それに東京は日本の中では特別な場所だし)。なんて、思いを巡らしたのでした。

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Comment

 

こんにちは。嬉しいレポートありがとうございます。日本へ帰っても期待できそうですね(値段を除いて・・・)。
定期の会員になるとしたらどこが良いでしょうかね?以前はN響の会員でしたが、3階席を除いて、聴衆のまったりした雰囲気があまり好きではありません。でも、指揮者とか独奏はそれなりの人が出ますからね~。読響の定期はウイークデイが多いので、7:00から始まる日本のコンサートは私には完全NGなんです。
なんか在京オケのネタがあったら仕入れて置いて頂けないでしょうか?(なんとも勝手ですいません・・・)
  • posted by かんとく 
  • URL 
  • 2012.07/17 05:18分 
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  • [Res]

 

かんとくさん
イギリスとの気温差10度以上の日本の夏に思いっきりばてばてです。。

在京オケはほんとたくさんあって私もすべて把握してません(汗)。それに新しいホールや室内楽向けの素晴らしいホールもできてたり。定期会員になるならどこがいいんでしょうね。オケのシリーズによっては土日の昼間のもありますし、各オケの指揮者と曲目もそれぞれ魅力的だし。ざっと見たところ、都響の会員はいろんなプランがあってよさそうに思いました。しかもインバルとフルシャですし。私なら都響かなー。

私は日本のオケの情報は完全にTwitter頼りです。オケのアカウントからの情報は勿論、みなさん本当にいろいろよくご存じなのでいつもいろいろ教えていただいてます。あとは各オケはメルマガを発行してたりします。これにはチケット情報や当日券情報なんかも入ってるので結構役立ちます。

あとコンサート情報は、勿論「音楽の友」にも載ってますが、「ぶらあぼ」「クラシックぴあ」という無料情報があるようです。ネットで電子版も見られます。

イギリスといろいろと違うので最初は面食らうかもしれませんが、ものすごくレベル高いいい演奏がいいホールで聴けるので、どうぞご期待下さいね。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.07/18 09:18分 
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プロフィール

feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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