*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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ジャン=エフラム・バヴゼ/フランソワ=フレデリック・ギー(ピアノデュオ) - ドビュッシー「遊戯」、ストラヴィンスキー「春の祭典」

Monday 02 July, 2012 1:00pm @Wigmore Hall

BBC Radio3 Lunchtime Concert

Debussy/Bavouzet
Jeux (for piano duo)
Stravinsky
The Rite of Spring (for piano duo)

François-Frédéric Guy (piano)
Jean-Efflam Bavouzet (piano)


バヴゼ、今日は同じフランス人のピアニスト、フランソワ=フレデリック・ギーとのデュオです。しかも「春祭」のピアノデュオとは!2曲ともピアノデュオで聴くのは初めて。というか、そもそもピアノデュオのコンサートが初めてかも。ステージにはピアノ2台対向で置かれています。なので、奏者2人はステージの両端という位置。奥のピアノの蓋のみが開いています。

まずドビュッシーではバヴゼが奥のピアノ(ステージ向かって左)。上のパートということでしょう。「遊戯」は1913年にバレエ・リュスで「春祭」の2週間前に初演されたようです。ドビュッシーのこの曲は私は聴いたことがあるという程度ですが、他のドビュッシーの曲とは違う雰囲気です。なくなったテニスボールを夜3人の男女が捜しに行くというの話で、オケ版でもとても幻想的な曲。このピアノデュオ版はバヴゼの編曲です。

そんなわけで2人はステージ両端にいるわけですが、はぁ、それでここまで合うのねぇ。2人で目と呼吸を合わせ、ギーもバヴゼと同様のかなりの音量で、なぜか弾き方まで似てる。これでまず圧倒された。幻想的で官能的、繊細でかつ見事な色彩感。それに2人の抜群のコミュニケーションで、まるで2人で1つの楽器を演奏してるよう。幅広い音色と、何と言ってもダイナミクスの幅。それによって生まれる独特の世界にすっかり引き込まれていた。

次の春祭。奏者はピアノを交代(なので、この曲ではギーが上のパートのようでした)。まずはピアノデュオであのオケ版の表現がどこまでできるのか?と正直思ってました。あのストラヴィンスキーをどこまで聴けるのか?と。それが、ほんとたまげました。ぶっとびました。こういう時の表現として'blown away'というのがよく使われますが、まさにそれ。編曲も良いのでしょうが、ピアノ2台でここまでできるのかと。冒頭のFgのソロの部分はギーの抑えた柔らかい音。バヴゼの奏でる低音はものすごくて、あのでかく深い音でよく鳴ること!もーほんとびっくりです。私が、ここはファゴット、ここはチェロ、と、オーケストラの音を想像しながら聴いてたせいもあるでしょうが、私の頭の中では完全にオケの音が鳴っていました。

全くまともな感想が書けませんが、圧倒され、(いつもですが)涙が。。油絵のような濃密さ。厚く深い音。ダイナミックで生命力にあふれた音楽。とにかく、ピアノ2台でここまでできるのかと。バヴゼは踊ってましたね。「春祭」の最後の音を弾く時にはもう立ち上がっていた。でも、なぜか今までオケで聴いた時にこんな気持ちになったことはないんですよね。オケだと、指揮だのソリストだの全体としての揃いだの、いろんなことが気になりすぎるからでしょうか。

このコンサートはBBC ラジオ3で中継され、ここで7/8まで聴けます。

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このコンサートのレビューです。
Classical Source
The Independent
Bachtrack

Comment

 

こんにちは!コンサートの様子がよく伝わってきます! 遊戯は知りませんでした、音源楽しんで聴きますね♪
余談ですが知人のフランス人にバヴゼさんのことを話したら、バヴゼという苗字はよくあるけれどEfflamというミドルネームはとても珍しいとのことでした ^^
  • posted by lalaru 
  • URL 
  • 2012.07/05 10:20分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

lalaruさんコメントありがとうございます。ミドルネーム、そうなんですね~。これからはジャンと呼ぼうかな(^▽^)。

圧倒されて何だかろくな感想が書けず、でした(-_-;)。「遊戯」はピアノソロではドビュッシーの全集に入ってますが、連弾で聴くとまた違う感じです。とにかく圧倒されました。レビューへのリンクを追記で載せましたが、評価高かったようです。

金曜チェルトナム音楽祭でのドビュッシーマラソンを聴いてきます。朝10時からなので前日の今日から乗り込みます(笑)。
http://www.cheltenhamfestivals.com/find-events/music/m10-the-essential-debussy
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.07/05 11:57分 
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プロフィール

feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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