*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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トリオ・ヴァンダラー - ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 Op.70-1「幽霊」、Op.70-2

Sunday 24 June, 2012 11:30am- @Wigmore Hall

Wigmore Hall Coffee Concert

Beethoven
Piano Trio in D Op. 70 No. 1 ‘Ghost’
Piano Trio in Eb Op. 70 No. 2

Trio Wanderer


またウィグモアのコーヒーコンサートです。トリオ・ヴァンダラーは名前はよく聞いてましたが、今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでの演奏を聴いたokamo-koさんの記事を読んで、楽しそうなので行って来ました。はい、ただのミーハーです。フロレスタントリオも解散してしまったし、新しいピアノトリオも発掘しないとなぁと思ってたし(トリオ・ヴァンダラーは結成25年なのでちっとも新しくないが)。

パンフやHPなどで見る写真で変わってないのはピアニストのヴァンサンだけですね。あとの2人は別人。。昔の写真を使ってるのでしょうね。というか、実物にはこのモノクロのおしゃれな雰囲気はないかと(汗)。。

今日はベトベンop.70-1と2です。両方とも好きな曲。1月のフロレスタントリオ解散コンサートでも演奏していました。「幽霊」は冒頭からにぎやかな曲ですが、その最初のユニゾンでのテーマのすぐ後登場するのがチェロのソロ。チェロ激うま!音も大きいし、音色にうっとり。もうそのチェロのテーマに入った瞬間にとりこです。ヴァイオリンの音色は、私にはちょっときついというか硬い音かなーと思いました。あと音程が微妙に高い。。楽器はグァルネリということです。あと、ヴァイオリニスト(ジャン=マルク)は他の2人とほとんど目も合わせず、体も動かさないで弾くので、これでよく合うなあと。。「幽霊」は最初からテンポ速いので、最初はちょっと合ってないなーと思ってたのですが、そのうちそんなことも感じなくなりました。ヴァンサンは、音がでかいというよりはタッチがすごく強いのかなと感じました。

そんな超個性的な3人が集まったトリオ、リードを取ってるのはチェリストのラファエルかと思いました。「幽霊」の2楽章はこの曲のタイトルの由来とも言われている、暗くおどろおどろしい雰囲気の楽章ですが、気のせいかどうもそんな感じがせず明るい。。私のイメージとはちょっと違いました。ロングトーンはヴィブラートほとんどなしで、最初は雰囲気もあったのですが。。

何か変わってるなーと思ったまま2曲目のOp.70-2へ。この曲もチェロのソロでスタートなので安心して聴けます。わりと速めのテンポ。あー美しい。チェロだけ聴いててもいいなぁ、なんて思ってました。この曲の3楽章、フロレスタントリオの最後の解散コンサートでの最後のアンコール曲で、それを思い出して涙、涙かなぁなんて思ってたら、全く違うテンポでした。速いのなんの。まぁAllegretto ma non troppoなので、もしかして本当はそれくらいなのかもしれませんが、こんなんだっけ?全く違う曲を聴いてるようで、ぽかーん、となってたら、何だか、ばさ、ばさ、と紙の音がするので、見たら、ピアノの譜めくり人(若いお兄ちゃん)が譜めくりを失敗したらしく、ヴァンサンが一生懸命譜面をめくっているではありませんか!でその間完全にピアノは落ち(-_-;)、ピアノなしの状態に。ヴァンサンやっとの思いで復活。。見てる方がはらはらしました。やれやれ、と思ってたら4楽章でも同じことが!ひー。

そんなこともあり、私としては大うけ!ではなくて、最初にも書いたように、3人ともものすごい個性的なのに、しかもあんまりアイコンタクトやジェスチャーもないのに絶妙なアンサンブルになってるのが不思議。しかも音も個性的、でも一貫した表現。特にOp.70-2の方ではチェロとヴァイオリンのデュエットや、3人でメロディーをつないだりする部分が多いのですが、なぜか不思議とそれも一貫してつながっている。何だか不思議な雰囲気のトリオ。ズッコケ3人組、ではなくて、昔、てんぷくトリオというのがいましたが、そういうのを思い出してしまいました(超失礼な!(-_-;)。びっくりしたなぁ、もう!

そんなことで、初めて聴いたトリオ・ヴァンダラーは超個性的なトリオでした。解釈も面白かった。日本ではショスタコをやったようですが、ベトベンよりショスタコなんかの方が面白いかもーと思いました。明日(6/25)もランチタイムコンサートでベトベンを2曲弾く予定で、これはBBC Radio3で中継されます。これも、放送後一週間はオンデマンドで聴けるはず。

そういえば演奏中、okamo-koさんのお友達がこの3人にプレゼントを渡した話(3人に1個ずつプレゼントを渡したら3人の反応がまちまちだった)を思い出し、そういえば「当たり」だったのは3人のうち誰だっけなー?と思いながら聴いてたりしました。帰って確認したら、やっぱり。。でした(^▽^)。

これまた余談ですが、このコーヒーコンサートは飲み物(コーヒー/紅茶、オレンジジュース、シェリー)付きなのですが、シェリーにはスィート、ミディアム、ドライの3種類がちゃんとあります。今日もしっかり頂いてから帰りました(^_^)。私にとって今シーズン最後のコーヒーコンサートでした。

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Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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