*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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ポクピック(メゾソプラノ)/タメスティ(ヴィオラ)/Vignoles(ピアノ) - フランツ、ブラームス、ブリッジ

Sun 17 June, 2012 4:00pm- @Wigmore Hall

Franz:
Im Mai (In May)
Im Herbst (In autumn)
Die Lotosblume (The lotus-flower)
Frühlingsliebe (Spring love)
Dies und das (Many things)

Brahms: Viola Sonata in Eb Op. 120 No. 2

Bridge:
Three songs with viola
There is a Willow Grows aslant a Brook (arr. Britten)

Brahms: 2 Songs with viola Op. 91

Renata Pokupić (mezzo-soprano)
Antoine Tamestit (viola)
Roger Vignoles (piano)


Oxford St
オックスフォードサーカス駅前の風景

バーミンガムはあんなに寒かったのに、ロンドンに着くと暑いのなんの!コートもいりません。ダイヤモンドジュビリー用の旗は、オリンピック用にいつの間にかこんな世界の国旗に変わってました。
--
偶然見つけたこのリサイタルはタメスティを聴くために取ったのですが、前日にはバーミンガム遠征を入れてたのをあまり考えておらず、バーミンガムの帰りにロンドンに寄って。。と結構大変なことになってしまいました(ウィグモアホールは駅から歩くし)。しかもー、前日泊まってたバーミンガムシンフォニーホール近くのチェーンの安ホテル周辺にはパブやクラブが多くて、夜通し飲んで騒いでる若者とか店からの音楽とか、ひっきりなしに通るパトカーの音が夜中すぎまでかなりうるさく、私はほとんど眠れませんでした(泣)。ロンドンに帰る電車でほんの少し寝てましたが、そんなわけで睡眠不足なのでかなりへろへろの状態での鑑賞です。。

休憩なしの、1時間ちょっとの短いリサイタルでした。歌とヴィオラとピアノという組み合わせ。歌とピアノ、ヴィオラとピアノの曲もありましたが、メインは最後のブラームスの「2つの歌曲」でしょうか。でも私の目当ては実はヴィオラソナタだったりして(^▽^)。いずれにしろ、歌とヴィオラの組み合わせは私には未知の世界です。

歌手もピアニストも知らない人ですが、最初のフランツの歌曲ではポクピックの歌声に魅了されました。(私は歌はほとんど聴かないのですが。)声量もあり透明な声で表情豊か。最後の'Many Things'の歌詞は'dies und das'が歌詞の最後に繰り返される単純な内容ですが(フォークソングらしい)、1番、2番、3番..と内容が異なり、それをうまく表情もつけて歌うので最後には聴衆にも受けてました(面白いとほんとに笑うんですよね、こっちの人たち)。

次はタメちゃん(!)の待望のブラームスのソナタ。元ヴィオラ弾きとしてはブラームスのソナタはたまりませんね(^▽^)。(といっても、元はクラリネットのためのソナタですけど。)1番よりもこっちの方が好きです。majorだし、メロディ美しいし。タメちゃんの音は、1月にLSOとのコンチェルトを聴いた時の印象と同じで美音。そして甘~い。こっちの超甘いケーキも顔負けのスィートなサウンド。最初の旋律は歌うように、話しかけるように、とっても表情豊かでしかも甘~っ。と思って聴いてると、この曲最初の方ですぐ盛り上がりが来るんですが、結構な音量も出る。音程も右手も完璧だし、大昔よく聴いてたバシュメットなんかとは違うタイプですが、とにかく音が艶やかで美しくてメロウ。とてもよかったのですが、そんなわけで(そういう印象からでしょうか)私としては渋みというか深さが足りないので、もうちょっとそういうのが入ってもいいのかも、と思ったり、私が知ってるブラームスとはちょっと違いましたが、でも歌心も十分あったし、彼の持ち味を出した美音のブラームスでした。

次はブリッジの歌とヴィオラとピアノの曲3曲。この組み合わせで聴くのが多分初めてなので興味津々。ヴィオラは人の声に一番近い楽器なんていわれてますし。今日は女声なので音域がちょっと違いますが、タメちゃんの伴奏も素晴らしいし、ポクピックの声は表情があってすごくいいし、絶妙のアンサンブル。歌詞の内容はすごく深くて、アーノルド、ハイネ、シェリーの詩のようでした。そのせいか、すごくしっとりとした雰囲気。歌詞は英語でした。

ブリッジの最後の曲はヴィオラとピアノ。日本語は「柳が小川のほとりに斜めに立ち」。シェークスピアの作品の一部に基づく作品のようで、ブリテンによる編曲。何となく、先ほどのブラームスよりこういう曲の方が得意なのかな?と思いました。

最後はブラームス。この2曲のうちの最初、ヴィオラが先に登場しますが、歌とヴィオラがまったく違う旋律を歌うので合わせるのがかなり難しそうです。それが同時になので、ヴィオラを聴いてると歌に集中できず、同時に歌詞も追わなきゃいけないし(?)。そんなわけで何だか不思議な感覚の曲でした。最初はリュッケルトの詩、2曲目はヴェーガの詩です。2曲目も同じような感じでしたが、こっちはもう少し掛け合いが多かった気がします。どちらもしっとりと2人ともよく歌っていました。

タメちゃんは室内楽もかなりやっていることもあり、やはり抜群のセンスが感じられました。それプラス、ソロまで聴けてしまったのだからすごいお得感でした。しかもまた10ポンドだったし。それに2人とも透明な音(と声)なので、それがうまく合っていたのではないでしょうか。どちらが突出してすごく目立つということもない、お互いに聴き合って一緒に音楽を作っているすごくいいアンサンブルでした。

歌とヴィオラ、今後はこういう分野も聴いていきたいなあと思います。新しい世界が広がったことに感謝です。しかし、チェンバーもいろんな曲があってほんと追いつきません(-_-;)。

Tamestit & Co.

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Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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