*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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フィルハーモニア/サロネン - マーラー 交響曲2番「復活」


Fri 22 Jun, 2012 7.45pm @The Anvil, Basingstoke

Joseph Phibbs: Rivers to the sea (world première)
Mahler: Symphony no. 2 (Resurrection)

Kate Royal (soprano)
Monica Groop (mezzo-soprano)
Philharmonia Orchestra
Philharmonia Chorus
Esa-Pekka Salonen (conductor)


今回フィルハーモニアは同じプログラムをロンドンでも来週やるのですが、私はその日別のコンサートを入れてしまったため行けないなーと思ってたら、近くのBasingstokeでもやるということで一足先に聴いて来ました。自宅から車で30分ほどで近いのですが、ずっと高速だし、帰りは外灯がない一車線の道も通るので非常に疲れます(-_-;)。Anvilはわりと響きのいいホールで、フィルハーモニアや海外のオケもよく来ます。来シーズンはブダペスト祝祭やチェコフィルなども。ホールのパンフには、イヴァンフィッシャーの写真とともに、「今やBasingstokeにはロンドンよりもいいコンサートホールがある」(The Times)とかかれてました(^_^;)。このホール、私は結構好きです。地元なので気楽だし。それにしてもサロネン(勿論フィオナ嬢含むフィルハーモニアも)、こんな田舎にまで来てくれるなんてほんと感謝です。

ロンドンでも同じプログラムですが、「復活」の前はPhibbsの新曲です。ロンドンのプログラムでは「ロンドン初演」ですが、今日は何といっても「世界初演」!。私この世界初演という言葉に弱いかも(^▽^)。プログラムを見たら、Anvilの18周年記念のためにAnvilとフィルハーモニアから委託されたもの、だそうです。そしてさらに'Rivers to the Sea is dedicated with admiration to Esa-Pekka Salonen'と書いてありましたよ!

舞台後方には10種類以上のパーカスが。奏者は3人?あれ、スミスさん(ティンパニ)がいない、と思ったら、舞台が狭いため、チェロとベースの後ろに追いやられちゃってました(ステージ右端)。とにかくステージが狭くて、舞台前方にはエクステンションの台もくっつけてあります。この曲、流れる川を象徴すると思われるvlnのグリッサンドが特徴的。4楽章から成り、真ん中にはInterludeがあります。全体としては結構地味な感じ(-_-;)。最後の楽章にはいろんなパーカスが登場して盛り上がりますが、それ以外は同じようなテーマ。見所(聴き所?)はパーカッションというところでしょうか。。どうも私にはぱっとしない曲でした。サロネンは最後のカーテンコールでは作曲者のみを舞台に登場させてました。謙虚?
--
休憩後は楽しみにしてた「復活」。この曲ほんと好きで、学生時代によく聴いた。弾いたこともないのに(多分)なぜかヴィオラパート暗譜で歌えるくらい。(なんでかなー?)今日はマーラーも14型。チェロは8人でベースが6人。ホルンは7人。Anvilにはオルガンがないので、アップライトピアノみたいな普通のオルガン。もう1台のティンパニはスミスさんの左(さらに奥)に。そんな感じで舞台上にはところ狭しと楽器が並んでる。

サロネンの指揮はきびきびしてて見てても気持ちがいい。ほんと50過ぎには見えませんね。冒頭はあまりにも力強い指揮で、サロネンは腕の振りもすごいのですが、首も使って指揮をするので、何だか水泳のバタフライっぽい動き(-_-;)。1楽章は普通のテンポでした。冒頭のベースとチェロ、いい響き!私の知ってる演奏、1楽章その他、テンポ設定のためどうも間延びしてしまうのが多いのですが、サロネンはテンポ落とさず突き進む。でも時にはっとする歌いあり、何しろ、前日のLSOじゃないけど、チェロが4デスクしかいないのにすごい鳴り。加えてベースもすごかったです。コルレーニョっぽい部分もばしばしと。あまりに濃い内容の1楽章ですでに放心。

1楽章終わるとソリスト登場。サロネンも椅子に座って水飲んだりしばし休憩。さらさらと流れていく2楽章も美しいし、3楽章のスケルツォ、リズムを強調したり、いろんな音楽作りが見えて面白い。4楽章のアルトも悪くない。でもやっぱり一番好きなのが5楽章、私の好きなテンポで進むし(テンポ落とさず)、でも、あれ?というところでテンポを落とす意外性。TbとチューバのDies IraeのコラールもTbのソロも美しいし、何と言ってもオケの壮大な鳴り。特にティンパニとパーカスのトレモロから、vlnスルGの行進曲風の部分を経て合唱団が立ち上がる辺りまで。ひたすら前に進む。その時点ですでに涙でしたが、何と言ってもその後の合唱の美しいこと!フルコーラスで、音程合わせるだけでも難しそうですが、今日のAnvilのクワイヤ席はRFHよりも高い位置にあり、それに最低でも5段くらいの配列になっているので、非常に立体的な響きで上から降りてくる声が美しい。

サロネンには、カリスマ性とか特別な才能とか、そんな言葉を超えた指揮能力とパワーを感じ、とにかく圧倒されました。勿論この曲の持つ壮大さもあると思いますが、こんな風な指揮をする人はあまりいないかも。非常に力強い指揮で、動作が大きくなっても決して無駄な動きもないし、左手での指示がまたすごい。持続する緊張感。特別な雰囲気をかもし出してました。長い長いこの曲(特に5楽章)もあっという間。私は今回前から10列目中央でしたが、そこから見るとサロネンなぜか顔が赤い(^o^)。

1日たった今でも思い出すと涙が出てくる。。細かいことを言えば、バンダのホルンの音程やらリーダーのソロの音程やら、ん?と思った箇所もあったり、やっぱりパイプオルガンがあればなぁと思ったりもしましたが、圧倒的な素晴らしい「復活」でした。やはりこの曲は良いなぁ~。サロネンの指揮するフィルハーモニアは今後できるだけ聴きに行きたいなーと思います。今回の演奏思い出すだけで当分は生きる力が出そうです。そしてこれからもライヴで音楽を聴き続けて行こうと力強く思ったのでした(^▽^)。

Salonen
ありがとう、サロネン。聖火リレー頑張ってね

来週28日のロンドンのコンサートはBBC Radio3で中継される予定です。放送後1週間はオンデマンドでも聴けるはず。

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Comment

 

色付きの文字臨場感溢れる素晴らしい感想を読むことができ私も感無量です。ある演奏会からサロネン氏の大ファンです。
一夜明けても、二夜明けても、そして何年経っても思い出すと涙が溢れてくるのが、なぜかいつもこの人の演奏で。顔が真っ赤!というのが笑えます!なかなか日本には来てくださらないので、いつでも聴ける環境の方が羨ましいです。放送されるのですね!楽しみにしています。
とにかく・・・読んでるこちらにも、沁みてくるように感動が伝わってきて、一言お礼を書きたくなりました。ありがとうございました!!乱筆乱文お許しを。 
  • posted by a 
  • URL 
  • 2012.06/23 09:55分 
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早速のコメント&ご訪問ありがとうございます(^_^)。私もゆうべ聴いてきたばかりでまだ興奮も覚めやらず、しかも言葉にならないほどの衝撃を受けたので、いつもにも増してうまく言葉にできてませんが。。改めてサロネンは素晴らしい指揮者だと思いました。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.06/23 10:03分 
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一瞬、タイトル見て心臓止まりました。日にち間違えたかって。。。。まだドキドキしてます。
  • posted by かんとく 
  • URL 
  • 2012.06/23 10:47分 
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Me too!
  • posted by Miklos 
  • URL 
  • 2012.06/23 11:04分 
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かんとくさん、Miklosさん
驚かせてごめんなさい。フィルハーモニアはロンドンだけじゃなくて地方公演もあるよってことで、よろしくお願いします。。しかもネタばれですみません(-_-;)。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.06/23 11:14分 
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タカシのような演奏??なにそれ? サロネン、フィルハーモニア「復活」

28.06.2012 @royal festival hall joseph phibbs: rivers to the sea mahler: symphony no. 2 kate royal (sp), monica groop (ms) esa-pekka salonen / philharmonia chorus, po この音楽会を聴いたあと、ツイッターに「タカシのよ

フィルハーモニア管弦楽団/ サロネン指揮/ マラー交響曲第2番「復活」ほか

 ※写真を追加しました(2012.7.4)  私にとって、今シーズン最後のフィルハーモニアの演奏会であり、最後のロイヤルフェスティバルホールでの演奏会でもあります。マーラーの第2番

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プロフィール

feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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