*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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Jean-Efflam Bavouzet - Debussy, Liszt

Mon 28 May 2012, 1:00pm- @Wigmore Hall

BBC Monday Lunchtime Concerts

Liszt
Invocation from Harmonies Poétiques et Religieuses (1st version)
Debussy
Images oubliées
Images Series 1
L'isle joyeuse
Liszt
Grosses Konzertsolo S176

Jean-Efflam Bavouzet (piano)


朝一で大仕事を終え(Examですが)急いでロンドンへ。平日の昼間にロンドンに行くなんてほんと久しぶり。去年の秋ロンドンから引っ越して以来だな。。言いたかないけど、暑い!(今からこんなこと言ってたら、これからの日本の暑さなんてこんなもんじゃないですねぇ。。)

バヴゼは前回5/24のアシュケナージの時に名前をちらと出しましたが、12月のフィルハーモニアとの共演を聴いて好きになったピアニストです。で、何で好きになったんだろう?って考えたんですが(下に続く)。。
--
今日はドビュッシーとリストです。映像第1集と喜びの島以外は知らない曲です(汗)。

今日のバヴゼは、ま格好は前回と同じですが、寝癖は前回よりましでした(^_^;)(写真参照。ってよくわかんないか(-_-;)。。)。まともです。そんなことはいいのですが、上のように、何でこの人を好きになったんだろう?って考えようと思って、昨日も手持ちのラヴェルのコンチェルト(G Majorと左手)などが入ってるCDを聴いて考えようと思ったんですが、家ではただ流してるだけになってしまい結局よくわかりませんでした(汗)。ま、好きになるのに理由なんかないか。

なので今日はそんなことも考えながら聴いてました。この人の音は特にきらきらした派手な音ではなく、どちらかと言えば厚くて落ち着いた音。あと、音がでかい。そういう意味では私の好きなスティーヴン・ハフにも似てるかなと(顔も似てるし。似てねーか。。)。特別音が美しいというわけでもないし、他にテクニックでうまい人は他にもいそうだし(超失礼)。

12月に聴いたラヴェルのコンチェルトではすごく楽しそうに弾いてたのが印象的でした。今日もそうでした。ドビュッシーの映像1、こーんな自由な「水の反映」は初めて聴きました。始まりがすごく速かったせいもありますが。最後の「動き」では、細かい音符がものすごく正確というわけではないのですが(-_-;)、軽い部分はものすごく軽快、そうでない部分とのメリハリ。引き込まれる演奏で、いつまでも頭の中に残っていました。この前アンスネスで同じ曲を聴きましたが、その時の緻密で鮮やかなドビュッシーとは全く違う音楽。勿論どっちがいいとかそういう話ではありませんが、バヴゼの作る世界はものすごく独特だなと思いました。軽いところは思い切り軽く、フォルテは思い切り弾くし、ペダル使いまでも結構勢いがあって、右足もばしばしペダルに当てるし、ペダル踏んでない左足踏む音まで聞こえるし(私はすぐ近くに座ってたので)。すごく生き生きとした音楽。フランス人だからドビュッシーというわけでもなく、色彩感というよりものすごくクリエイティブな演奏だと思いました。

「喜びの島」は、こんな曲だっけ?とまるで違う印象。すごくリズミカルで勢いがあってまるでバルトークのよう。ところで「喜びの島」ってイギリスのジャージー島のことだったんですねぇ(恥)。シテール島のことだと思ってたけど、そういう説もあるんですね。

最後のリスト、拍手が止むのも待たず始まりました。ものすごくドラマがあって全く飽きのこない演奏。フォルテはものすごい音量で楽器を鳴らし、弱音は透明な音と表現で圧倒的なリストでした。

アンコールはリストのEn reveでした。抑えられた音が美しかったです。で最後の方のちょうど静かなところで携帯音が。ちょうどピアノは静かなのばしの部分で、バヴゼは手を休めて笑いながら客席を見て止むのを待っていました。ものすごいいい(?)タイミングとコミュニケーションが大受けでした。そういえば最初の方ではずっと(多分)補聴器のハウリング音(?)が鳴ってました。

この人の魅力は、音楽を表現するためにいろんなヴァリエーションを持ってるということかなと思いました。歌うように、囁くように、踊るように。大きな音も深い音も広がりのある音も出るし、そして独特の世界を作り出してあっという間に聴衆を引き込む。全体としては、繊細というよりもわりと豪快なんですが、なぜかその演奏はドビュッシーには合っていた。表現はものすごく自由なんだけどごく自然で、私にとってはドビュッシーの新しい部分が発見できました。そして何より、この人の作るのは生きている音楽なんだ、と思いました。生きている喜び。聴いてるとすごく楽しいし、音楽の楽しさを教えてくれる演奏。そんなところが魅力かなぁ。またぜひコンチェルトを聴いてみたいです。

Bavouzet
(あれ、こんなして見るとイケメン風?(実物は寝癖おじさんだけど?)

--
さて、終了後はグリーンルームでCDにサインしてくれるということで行ってきました。このランチタイムコンサートでサイン会があるのは珍しいです(多分)。私はBBCフィル(メナ指揮)との新しいファリャのCDがほしいと思ってたので、それがあったらそれを買ってサインしてもらおうと思ってたのですがなかったので、ドビュッシーの全集(全5枚)のうちのvol.4を買いました。この人よくしゃべるので(-_-;)、知り合いともファンともずーっとしゃべってるのでなかなか順番が。。しかもロビーではなく、ステージ近くの控え室みたいな部屋でなのでかなりリラックスした雰囲気。前回もそうだったんだけど、サインの時、頼まないのに名前と日付を入れてくれました。私の名前を聞いて「日本人?来月日本に行くんだよ!」と嬉しそうでした。6月のN響と京都市響に行かれる方はどうぞお楽しみ下さい(^_^)。

大仕事の後で長距離ロンドンまで移動だったので私はひどく疲れてましたが、こんな演奏も聴いて話もできたので私はすっかり元気になっていました(^o^)。(しかも例によってたったの10ポンドだったし!)

このコンサートはBBC Radio3で放送され、ここでオンデマンドで6/3まで聴けます。特にリストの最後の大音量注意です(^_^)。

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Comment

 

はじめまして。
こちらのブログを拝見してバヴゼさん聴いてきました。
書いておいでのように、確かに繊細なピアノではないように思いましたが、N響とのかけあいもノッていて本当に楽しい音楽でした。
ありがとうございました。
あ、何本かの指にテーピングしてましたが寝癖はなかったです(笑)
  • posted by lalaru 
  • URL 
  • 2012.06/18 05:11分 
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  • [Res]

 

lalaruさん
ご訪問&コメントありがとうございます。バヴゼのバルトークをお聴きになったのですね。いいですね~。気に入っていただけたようで嬉しいです(^o^)。寝癖がなくて何よりでした(^_^)。
バヴゼの演奏は、見てるだけでも楽しいですよね。こちらでは去年のプロムスで1番を演奏してました(私はライヴでは聴いてませんが..)。

私は7月初め(2日と6日)、イギリスでのリサイタルを聴く予定にしています。よろしければ今後どうぞよろしくお願いいたします。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.06/18 10:46分 
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  • [Res]

 

felizさん、 そうですか、リサイタルがあるのですね。どうぞ楽しんでいらしてください、そしてまたブログで教えて下さいませ♪
  • posted by lalaru 
  • URL 
  • 2012.06/18 12:15分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

lalaruさんありがとうございます。行ったら頑張って書きます(^_^)。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.06/18 15:26分 
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プロフィール

feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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