*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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Royal Concertgebouw Orchestra/Haitink - Bruckner

Sun 20 May, 2012 15:00- @Barbican Hall

Bruckner Symphony No.5

Royal Concertgebouw Orchestra
Bernard Haitink conductor


今回のRCOツアーロンドン公演の2回目。最近ブルックナーづいてますが今日は5番です。この曲ライヴで聴くのは初めてかも。今日も結構席は埋まってましたが(もしかして前回のヤンソンスの時以上?)、しかしみんなそんなにブルックナーが好きなのかねぇ?しかも曲長いのに、この1曲のためにわざわざ?と思ってたけど、ハイティンクだからなんですね(勿論オケもRCOだし)。ハイティンク登場したとたん、拍手とすごい歓声でしたもん。今日も日本人の方多かったです。ハイティンク人気。今回RCOはロンドンでしか公演しないので、もしかして私なんかよりもっと遠くから来てた人もいたかもしれませんね。マチネだし。

ハイティンクを前回バービカンで聴いたのは2004年RCOとなのでその時から随分たってしまいました。その時もブルックナーでした。その時はHaitink at 75という題がついてたので、ハイティンクも今や80歳過ぎですね。なのでどんなだろうと思ったのですが、足腰もしっかりしてとても元気そうでした。

私はまさにこの組み合わせのCDを持ってますが、わりとすっきりした作りです(1971年の録音)。でも私の好きなホルンの和音の美しさがたまらないです。
--
今日は気合入ってます。ブルックナーだし、それになんたって、不要なチケットをホールに売り払、もとい返却したので、その分のヴァウチャーで取った一番高い席(65ポンド)です。段になってるStallsのブロックの前方中央。こんなところ座るのは最初で最後でしょう(^_^)。

でも聴こえはやっぱりデッドでした(-_-)。すごく美しいストリングでも残響がゼロ。冒頭のピチカートなんか特によく聴こえない。。もしかして聴こえは、よく私が座る、Stallsの上の方の席(安い)の方がいいかなとも思ったり。眺めはよかったです。といってもステージの後ろの方まではよく見えないのですが、今日、あれ?と思ったのは管楽器の配置。トランペットがよく聴こえるなと思ったら、Obの(客席から見て)右隣にいる。一番上の段ではなくFlなどがいるのと同じ段。そのTpの右にTbとチューバ。それからホルンはFgの左に並んでる。Fgはフルートの後ろ、Obの後ろにCl。なので、ブラスは左右に分かれていて、一番後ろ中央にティンパニという配置。
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先週のヤンソンスのリヒャルトプロの時にも書きましたが、とにかくこのオケ巧い。縦の線はよく揃ってるし、ヴァイオリンは艶があり低弦は重厚な音。特にチェロの音が深みがあってよいです。それに美しいヴィブラートのかかる柔らかい音のHrや、Fgやobもすばらしいし、ブラスの和音から聴こえるオルガンの響き。全体の印象としては、すごく引き締まった贅肉のないブルックナー。とても詳細で美しく、でも最終楽章ではかなりオケを鳴らしてました。何より弦の歌いと、ぴしっと揃った管楽器。最後まで統制された音楽。オケがそういうレベルなので余計にそう感じたのかもしれませんが。

この曲、ピチカート交響曲とも呼ばれて(他にも悲劇的とか別の呼び名もいっぱい)、ピチカートが多いのですが、最初のcbとチェロのピチカートはそんなわけでどうも聴こえてこなかったのですが、でも途中に出てくるvlnのピチカートは美しかった。特に弱音。1楽章聴いてる時の印象、ブルックナーのこの曲、8番や9番みたいに宇宙的な感じはしないのですが(それに1楽章の最初のテーマが何だか運動会っぽい(-_-;)。ってそんなの私だけだろうけど。)、1楽章で感じたのは光。雨が上がって、さーっと射して来る太陽の光の中に浮かび上がる虹。今日のブルックナーはそんなイメージでした。壮大さというよりは、自然の美しさ。森の中での散歩。

この曲では2楽章が好きで、vlnのC majorの第二主題の急にピアノに落ちるところがすごくすきなのですが、その部分もものすごく美しかったし、何だか手持ちのCDとは違って結構なrit.もかけてたし、歌いもかなり入ってて、ほんとに美しく流れていく音楽。3楽章のスケルツォとトリオでは、速い部分とゆったりした部分のメリハリが効いてるし、弦のスタカートでのリズムが強調され、さらにチェロは思い切り鳴らしてるし。ピシッと揃ってて気持ちがいい。

4楽章の冒頭のクラは鋭い音でした。1楽章のテーマが何度も出てきて、1楽章と同じように見せかけてその木管のせいでちょっと違う音楽になってますが、それが強調されてたように思いました。この楽章(私には)長くて、盛り上がってそのまま行くのかと思うとまた静かな違うテーマになったり、なかなか終わらない(-_-;)。しかもあのテーマがしつこく出てくるし。でも今日は最後までコントロールされた音楽で、その長さも感じませんでした。実際30分弱(?)かかり長かったみたいですが。

すごく統制されてかつ美しい音楽でしたが、とにかく巧すぎるというか、整いすぎてると思わなかったわけではなかった。曲のせいなのかオケのせいなのかホールのせいなのかはわからないけど、バレンボイム/シュターツカペレBのとはまた違うブルックナーでした。

Haitink

帰り、この曲のメインテーマを口ずさんでる人が数人いました。気持ちはよくわかります。あれだけ繰り返されればいやでも耳に残ってしまいますね(^_^;)。それにあの音がずっと耳に残ってました。しかし、この曲はブルックナーの中でも人気があるようですが?私には8番や9番ほどにはあれですけど。。

ハイティンクは次回は6月にLSOと、これまたブルックナーです。あとはプロムスでのVPOのアルペンが非常に楽しみです(^_^)。

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ところでまたニコ動の聴き比べを見つけたので貼り付けておきます。
ブルックナー交響曲9番 ビッグバン聴き比べ Part1 Part2
(幻想の鐘や悲劇的のハンマーほどは面白くありませんが、いろんな指揮者とオケが聴き比べられるので楽しいです。)

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Comment

一番乗りかと思いきや・・・ 

今回は一番だと思ったんですけどね~。アップした後に、このページにアクセスしたら、先を越されていたようで、かなり凹みました。
でも、良かったですよね~、今日のコンサート。はい。
  • posted by かんとく 
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  • 2012.05/20 20:10分 
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多分タッチの差です~。今日はマチネだったので、早く書いちゃおうと思ってましたが、いつものようにだらだら長くなってしまい時間がかかりました。コンサート行って帰ってきてブログ書いて終わってしまった1日でした。。ハイティンク元気そうでよかったですね。後でかんとくさんのブログにも遊びに行きます(^_^)。
  • posted by feliz 
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  • 2012.05/20 20:26分 
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私は最初から戦線離脱です。金曜日の分をやっと書いて、土曜日のファルスタッフもまだ手をつけられてませんので。

今日は私はサークル席でしたが、最初のほう、トランペットとホルンがウォーミングアップ不足に感じました。ようやく皆さん暖まってきた終楽章は圧巻でした。管楽器など必要最小限の人数で、よくここまで鳴るもんだと。ハイティンクも変わらずカクシャクとしていて、安心しました。
  • posted by Miklos 
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  • 2012.05/20 21:39分 
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Miklosさんも結構行ってらっしゃいますね。私は早く書かないと忘れてしまいそうなのでさっさと書くようにしてますが、いつもだらだらと長くなってしまい時間がかかるので困ります。。

仰るとおり最終楽章よかったですね。ハイティンクの元気そうな姿も見られて満足でした。あんないい席に座ることは私は2度とないでしょう。。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.05/21 18:26分 
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ふう。やっとここまで来ました〜。まだまだ長い道のり。
felizさんはハイティンクさんをあまり聴いていないのですね。意外。ロンドン・シンフォニーには毎年客演して良い演奏を聴かせてくれてますよ。わたしにはハイティンクさんはロンドン・シンフォニーが一番相性がいいように聞こえます。
  • posted by つるびねった 
  • URL 
  • 2012.06/04 23:33分 
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おぉー、5月後半まで!連休中頑張りましたね。私は1つ書くのに2時間くらいかかってしまうので(!)1日何個もは無理~。しかもすぐ書かないと忘れるし。

私はLSOは随分長い間聴いてなかったので、ハイティンクもハーディングもMTTもほとんど初めてでした。ハイティンクにはお元気で今後も活躍してもらいたいです。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.06/05 09:39分 
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Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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