*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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LPO/Jurowski/Helmchen - Janáček, Dvořák, Suk

Wed 2 May 2012 7:30pm @RFH

Janáček Suite, The Cunning Little Vixen
Dvořák Piano Concerto
Suk Symphonic Poem, Ripening

Vladimir Jurowski conductor
Martin Helmchen piano
London Philharmonic Orchestra
London Philharmonic Choir


今日は楽しかったです。何がかというと、4人掛けのボックス席に私1人だったからです~!

この前バレンボイム/シュターツカペレベルリンの時にボックス席だったのですが、結構よかったので今回も取ってみました。その時、もしこれでこのボックスに1人だったら楽しいだろうなと思ってましたが、ほんとにそんなことが起ころうとは思ってませんでした。チケットを取った時点では席はかなり空いてて、4つまるまる空いているボックスにしたのですが、もし当日までこのまま誰も他の席を取らなかったら1人占め!と思ってたらその通りになったので貸切です(^_^)。こんなことは最初で最後でしょうが。ボックス席はこんな感じです。

box seats

今回はステージに一番近いボックスなので、ステージの横から見下ろす感じです。(しかし、後で考えてみたら、1人ならいいけど、もう1人知らない人と2人きりだったら、しかもその人がもし変な(?)人だったら。。とか考えてしまいましたが(-_-;))

何とこれは2011/12年最後のサウスバンクでのLPOコンサートになります。早っ。チェコ特集です。
今回取ったのはヘルムヒェンのピアノが聴きたかったからなのでした。思い立ってチケットを取った時点であまり売れてないようでしたが(プログラムのせい?)、当日も席はかなり空いててて、50%くらいしか埋まってない感じでした(ボックス席なので全体が見下ろせる)。

今日はしかしどれもこれもあまりなじみのない曲で、どれもライヴで聴くのは初めてです。ユロフスキーは、もうすぐグラインドボーンでこのCunning Little Vixenのオペラを指揮するようです(オケはLPO)。

ヤナーチェクは深い音でした。特にヴィオラとコーラングレが一緒に演奏するところなんて最高。このオペラは童話風ですが、やっぱりヤナーチェク特有の音形とリズムが出てきたり、弓をぶつけて弾いたりなんてところが結構あって、大変そうな曲ですが、オケはすごく揃ってました。さすがLPOとユロフスキーです。ストーリーに沿ってるはずなので(私はオペラを知らないので、この音楽がどの場面で使われているのかはわからないのですが)、緊張した場面での鋭い音とか、これから何か起こりそうな場面など、表情とダイナミクスの幅が広くて、情景が見えるようでした。印象のせいかもしれませんが、ユロフスキーだとどうもダークな感じになってました。本当はこのオペラ、童話風ですがテーマは深くて、命の再生とか、拘束からの解放とか、日本語Wikiには書いてありました。でもそこまで感じ取る余裕は今日はありませんでした。ま、組曲ですし。。
--
ヘルムヒェンはこの前日本で演奏してました。その前、3月ごろでしたか、ウィグモアホールでのリサイタルの数時間前に、何でも歩行中にバイクに接触されて転倒し腕を怪我したとかで急にリサイタルが中止になりちょっと心配しましたが、4月の日本での演奏も無事行えてたようです。日本にはよく行ってるようですね。

でも今日の曲はドヴォルザーク、地味なんですよね、この曲(-_-;)。演奏される機会もあまりないし、何となく、オケの合間にピアノが入ってる感じで、ソロというよりはオケと一緒に演奏してる感じ。ヘルムヒェンは初めて聴きますが、曲のせいもあるのでしょうが、まずは、安定したピアノという印象でした。1楽章、ユロフスキーのテンポは速めでした。きちっとした演奏だなと思ってましたが、カデンツでの弱音がすごくソフトで美しかったです。それに大きな音も出るしテクニックも確かでした。

この曲の2楽章は何となくブラームスPC1番の2楽章みたいで好きです。途中からチェコのダンス風(?)になりますが、それまでのところが特に好きで。で期待通り美しかったです。ヘルムヒェンのピアノはすごく弱音がきれいで、その私が好きな最初の部分、ボヘミアの森(って知りませんが(汗)を流れる、きらきら光る小川のよう。3楽章は全く違ってスラヴ舞曲風なのですが、これが楽しかった。特にチェロのロングトーンの伴奏でピアノが自由に弾くところ、楽しそうに弾くし、1楽章とは違う、こんな軽い音色も表現も楽しめてよかった。オケの伴奏もピアノと合ってて相性のよさが伺えました。この人のピアノはもっと聴いてみたいなと思います。もしかして今日はいつものスタインウェイではなく違うピアノだったかもしれません(蓋の感じが違う)。でもプログラムには記載がなかったんですが。(と思ったけど、会場で聴いてらしたdognorahさんによると、やはりいつものスタインウェイで、蓋に布がかぶせてあっただけみたいです。何らかの音響効果を狙ったのかもしれませんね、とのこと。。)

Helmchen

スークでは、コントラバスがひな壇の最上段(ティンパニの隣、トロンボーンとチューバの後ろ)に移動してました。Cbの代わりにチェロの後ろにはピアノが置かれてます。なのでピアノはパーカッションやチェレスタとは離れてますね。編成も大きくなってます。パーカッション4人だし、ハープも2本、チェレスタ、ピアノも。女声合唱が入るはずなので今日は客席としてのChoir席はなしでしたが並んでない。と思ってたら、右側Choir席には譜面台が。あれ、もしかしてバンダ?

交響詩「人生の実り」、何だかこの曲、スーク版「英雄の生涯」とか言われてるようですが、どうもそんな感じではなかった。ヴァイオリンソロが多いので、時々「英雄の生涯」みたいだなーと思うことはありましたが、全体的にかなり悲しみがあふれててダークな感じ。もしかしたらユロフスキーだからかもしれませんが(偏見?)、最後だけ長調になりますが、全体的に短調だし、始まりからもの悲しくって、半ばで盛り上がりもしますがやっぱり短調で嵐のよう。そこでは、同じ場所にいるティンパニ、バスドラム、コントラバス、あとピアノの低音が一緒になってかなり効果的でした。最後で長調になるところではチェレスタも入って幻想的。

最後の方でTpのバンダが6人登場。楽章の切れ目がない曲なので途中でぞろぞろと登場。高い音のファンファーレを決めてました。写真で見るとちょっと寂しいですね。。女声合唱は舞台裏で歌ってました。2月のシマノフスキーの「夜の歌」の時と同じ合唱団で、その時の印象と同じく、音程もよくってきれいでした。

今日のボックス席からの眺め(スークが終わったとこ) & Tpバンダのみなさん


そういえば、ラジオ中継はなかったのですがマイクが入ってたので録音してたんでしょうか。何だかユロフスキーといえば、最近は名曲というかよく知られた曲の指揮にあたることがない私です。やはりユロフスキーはLPOとは息が合っている感じで、オケもぴしっと揃ってるし、未知のチェコの音楽も楽しめました。おまけにボックス席貸切という贅沢な気分を味わい、楽しみも倍増しました(^_^)。

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Comment

 

最近はよく一緒のコンサートに行っていますね。私はあなたの真下のサイド席でした。まだ自分のブログは書いていません。
「利口な目狐」は私は舞台でオペラを見ていますが、3時間の全曲を20分程度の組曲にすると、あれっ?もう終わり?と思ってしまいました。原曲の美しいメロディはしっかり表現されていましたが。
ドヴォルザークのピアノ協奏曲は私も実演は初めてですが、第2楽章以降がよかったです。いいピアニストですねー。あのピアノはいつものスタインウェーだと思います。なぜか蓋に布のカバーをかぶせていましたが。何か音響効果を狙ったのかも。
最後のスークの曲はどうも好きになれませんでした。
  • posted by dognorah 
  • URL 
  • 2012.05/04 16:01分 
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お、そうでしたか(^^)。
以前dognorahさんの「利口な目狐」のオペラのエントリを拝読してたので、dognorahさんのようにこのオペラを知ってればより楽しめるだろうなと思ってました。ヘルムヒェンもよかったですね。ピアノはスタインウェイでしたか。ありがとうございます。スークはあまり知らない曲なので、私は上から見ていろんな楽器の掛け合いを楽しむ程度でした。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.05/04 17:46分 
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今知ったのですが、今月BBCSOもスークのこの曲をやるみたいですね。(って、それだけなんですが。^_^;私は行けませんが。。)
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.05/05 12:17分 
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Helmchen の弾いていたピアノはSteinways & Sons でした。私は前から2列目のB席に座っていたので表示がよく見えました。Helmchen はなかなかチャーミングだと思いました。今後がとても楽しなピアニストですね。

 

菜穂子さんいらっしゃい(^_^)。コメントありがとう。私は菜穂子さんを上から見下ろしてたわけだ~。スタインウェイだったようですね。ありがとう。ヘルムヒェンは私も今後注目していきたいと思います。
  • posted by feliz 
  • URL 
  • 2012.05/05 22:10分 
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音楽会早退 ヘルムヒェン、ユロフスキ、ロンドン・フィル チェコのマスター・ピース(前半)

02.05.2012 @royal festival hall janáček: suite, the cunning little vixen dvořák: piano concerto (suk: symphonic poem, ripening) martin helmchen (pf) vladimir jurowski / lpc, lpo 風邪ひきました。一昨日の朝起きたとき妙

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Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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