*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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Royal Concertgebouw Orchestra/Jansons - R. Strauss

Sat 12 May 2012 19:30 @Barbican Hall

Strauss Also sprach Zarathustra
Strauss Metamorphosen
Strauss Der Rosenkavalier - Suite (1945)

Royal Concertgebouw Orchestra
Mariss Jansons conductor


この日は朝から悲しいニュースもあり、でも気を取り直して朝9時からPCでプロムスブッキングに臨んだものの、ブラウザとネット接続の調子が悪く並びなおして(4000人待ち!)合計でブッキングに5時間も費やし、終わると疲れ果てて自分のその日やらなければならないこともできず、夜はこのコンサート。同時に、ヴァシリー(ペトレンコ)のプラハの春音楽祭でのオープニングコンサートデビュー(「わが祖国」チェコフィル)と、フルシャのRLPOデビューも気になっており。そして、ヴァシリーのわが祖国、ネットラジオのタイマー録音をセットしていたのに見事に失敗しており大落ち込み。orz で未だにそのショックから立ち直れない私です。。

そんなわけで(おい)なんだかまだ頭の中がごっちゃごちゃですが、RCOの感想を。

コンセルトヘボウとヤンソンスはそれぞれ何度か聴いてますが、何だか今日は私にとっては特別印象に残るような演奏会ではありませんでした。。もしかして、そんな精神状態で聴いてたせいかもしれません。疲れてたし。

勿論オケは世界でも何番目かというレベルで、すごくうまいです。ツァラでは、ヴィブラートの素晴らしいTpとか、Fgとか、がんがん鳴るcbとかtimpとかパーカスとかブラスとか、いろいろな音色を奏でるobとか、改めてこのオケはやっぱ上手いなーと。そしてこのツァラは特にダイナミックな宇宙を思わせる曲なので、金管もよく鳴るし、スケールの大きい演奏でした。ヤンソンスはこの曲では(そもそも楽章の切れ目もない曲ですが)息のつく間もなく押し進む感じに思えました。リーダーのソロは、上手いのだけどどうも私の好みとは違う音(ちょっと弓圧が強い?)。全体としてはそんな感じで押せ押せでがーっと終わってしまった印象。

ヤンソンスは、私が最近見てる若手の指揮者とは違って、繊細さとか色彩とか、そういうのが私には感じられず、なので私の好みとはちょっと違うのかなと思いました。(比較してはいけないと思いますが。。普段ライヴで聴いてるのがエキサイティングすぎるんでしょうかねぇ。)全体の印象としては、私がいつも音楽会に行って感じるような、はっとする瞬間とか、おぉー、こんな風にもできるのねぇとかいう新しい発見がなかった。ダイナミクスの幅は広いし表現も豊かだけど、音色の変化とか繊細さとか、そういうのが私にはちょっと物足りない。。あとは各楽器は上手いのだけど、なぜか全体としてまとまって聴こえてこない。これは、この前とても音響のいいバーミンガムのホールに行ってたせいもあるかもしれない。あそことバービカンでは音響は随分違うので。それに今日は真ん中の席ではなかったし。

薔薇の騎士でも同じような印象でした。そういえばこの曲のワルツはこの前のVPOニューイヤーコンサートでもやってました。あのヤンソンスのニューイヤーコンサート、とても楽しかったですが、それを思い出させる楽しい最後のワルツでした。そのNYコンサートの印象があったので、冒頭はゆったりと始まったのでちょっとびっくりしました。この曲でもそれぞれのソロ、金管、木管、ストリングスも素晴らしかったです。要所要所で出てくる歌いも楽しかったし、決して退屈な演奏ではなかったのだけど、そんなわけで私にとってのエクサイトメントとか発見というのはなかったので、勿論、すごく上手なんだけど、ちょっと物足りない、という印象でした。でも各楽器はやっぱりすごくよくて、特にベースのプリンシパル、すごく頑張ってました。金管も絶対外さないし。

前後しますが、休憩後のメタモルフォーゼン、私実は直前まで、「死と変容」だとばかり思ってたので(だって、メタモルフォーゼン=変容じゃん、とドイツ語よく知らない無知な私は思ってた訳(-_-;))、あれー、違うじゃん!というか、この曲をここで、しかも指揮者なし?とびっくりしました。弦楽だけの悲しく美しい曲ですが、どうもこれが、確かに美しいんだけど指揮者がいないせいかどうも私にはまとまって聴こえず、どうも合ってない?そして、リーダーはみなを合わせるよう体で拍を取りながら弾くもんだから、視覚的にも、また演奏にも出てしまってるような気がして非常に気になる。それに、上に書いたように、リーダーはちょっと私の好みの音とは違い、あとは音程が他の楽器とちょっとずれてる?チェロとコンバスはすごくよかったのだけど、リヒャルトらしく、各パートが違うことをやっており、また各パートの中でもさらに分かれているので、うーん、何かばらばらな印象。私が端の方の席だったせいもあるかもしれません。ほんとはすごく美しくていい曲なんだけど。。

きっと素晴らしい演奏会だったのだと思います。スタンディングオヴェーションだったし、聴衆はみな気に入ってたようです。(曲が終わったらすかさず叫ぶブラヴォーおじさんまでいましたね。。)ヤンソンスの人気の高さが伺えました。でももし違うプログラムだったら、また同じリヒャルトプロでも違う曲だったらまた印象が違ったかな、と。それこそ、死と変容とか、ドンファンとか、英雄の生涯とかだったら。(←ま、これはよく聴く曲だし去年もバイエルン放送響/ヤンソンスで聴いたけど。そういえばこの時のアンコールは薔薇の騎士のワルツだった。)RCOは来週も聴く予定なので、ハイティンクでどんな演奏が聴けるか楽しみです。だって、何たってブルックナーですよ、あーた。

(追記)
ヤンソンスはこの翌日に予定されていた指揮のマスタークラスをキャンセル。風邪とのことですが、ツィッターでの話(噂?)によると、どうもヤンソンスはこのコンサートの日から体調が悪かったらしく、メタモルフォーゼンで指揮がなかったのはそのせいかとの話もあります(真偽のほどはわかりませんが)

(追記その2)
先週コンセルトヘボウで同じプログラムを聴かれたTANNOY-GRFさんに伺ったところ、その時はやはりメタモルフォーゼンはヤンソンスが指揮してたとのことです。ヤンソンスが指揮してたらこの日のメタモルフォーゼンも違った風に聴こえただろうなと思うとちょい残念ですが。。回復をお祈りします。


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Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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