*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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Joshua Bell Recital - Mendelssohn, Grieg, Gershwin, Franck

Wed 9 May 2012 19:30 @Barbican Hall

Mendelssohn Violin Sonata in F major (1838)
Grieg Violin Sonata No 2 in G major, Op 13
Gershwin Three Preludes
Franck Violin Sonata in A major

Joshua Bell violin
Jeremy Denk piano


今日は家から最寄り駅までの道がすごく混んでて30分くらいかかり、いつもの電車に乗れませんでした。あわわ、また遅刻かと思ったけど、バービカンの駅からホールまで走り、ホールに着いたのは開演3分前でした。やれやれ。。

メンデルスゾーンのソナタは、手持ちのムターのメンコンのCDに入ってるけど、実演で聴くのは初めてです。一見ピアノソナタみたいなピアノが難しそうな曲で、もしかしてヴァイオリンよりピアノの方が難しいかと。メンデルスゾーンの存命中には発表されなかったそうで、作品番号ではなく年号がついてます。

ジェレミー・デンクを聴くのは初めてだと思いますが、この人はすごいです。何種類もの音色と、ダイナミクスもすごいし、音がきれいだし、正確だし。見てると、顔の表情がすごくて、口を開けて弾いてたり(-_-;)。何より、ずーっとジョシュの方を見て弾いてるので、何だかステージでは完全に「2人の世界」が繰り広げられてました。。

ジョシュ、いつもヴァイオリンを高く上げて笑顔で登場、なんですが、今日は何だか笑顔がありません。疲れてる?
メンデルスゾーン、すっきりした明るい演奏でした。それにデンクのピアノがクリアでジョシュの音と音楽によく合ってる。透明な音。1楽章終わると拍手が起こり、2楽章も期待通り美しかったけど、2楽章終わると妙なところで(3楽章をまさに弾こうとしてる時に)拍手が入って、そのせいか何だか3楽章はあれっと思いました。刻みがちょっと滑って全ての音が出てない感じ。そんなの気にしなければいいのですが、それまでがよかっただけにちょっともったいない、というかこの曲の印象が。。

で次はガーシュイン、と思ってたら(バービカンのサイトではその順だったような気がしたので)、譜面台に乗ってるのはグリーグのソナタの譜面。あれ?プログラム見たらグリーグになってた。。グリーグの2番は去年ウィグモアホールでのリサイタルでもやってました。その時に一番印象がよかった曲です。プラハでの演奏をラジオでもやってたので、録音して何度も聴いてるので想像はついてましたが、また聴くとちょっと新しいこともやってて新鮮な演奏でした。深い森にいるようで、それでいて爽やかな風が吹いてる。

休憩後はガーシュイン。これは短い曲ですが、ピアノでしか聴いたことがなく、ヴァイオリンのアレンジは初めて聴きました。ハイフェッツによる編曲だそうで、私が知らなかっただけでヴァイオリンでもよく演奏されてるんでしょうか。この曲のみ譜面なしでした。ジャズっぽい曲なので、こういう曲もうまいですね、この2人。今後はもうちょっとこういうのも聴きたいなぁ。

フランクは新しいCDにも入ってる曲で、このCDで一番の気に入りなので楽しみにしてました。デンクの伴奏もすごかったのだけど、2楽章では私は完全に異次元の世界にいましたね。敢えて言えば海の底に落とされた感じ。またあっちの世界に行ってしまいましたが、どうもバービカンじゃぁ(-_-)。やっぱウィグモアホールがー。
--
ヴァイオリニストは1人ずつ音も違うし音楽作りも違うし、比較することはできないし、してはいけないのだと思ってます。確実な技術と音程、表現とダイナミクスの幅、何種類もある音色、人の心を動かす音楽作り、エキサイトメント、色気、プラスルックス(^▽^;)。音楽、特にヴァイオリン、そして同じ人をずっと聞き続けてるとどんどん要求が高くなってしまいます。これら全てをジョシュに求めるのは間違ってるような気がしました。贅沢だわな。。ただ、そのほとんどを兼ね備えたヴァイオリニストも今の世の中にはいるように思う。それにジョシュはバッハは弾かないし。。でも今後もファンであり続けたいと思うし、あの美音と歌はやはり誰にもないと思う。

今日のリサイタルでは、何かちょっと進化してるジョシュを発見しました。私の好みが変わったのかもしれませんが、要所要所の音や歌いにはっとしたのではなく、全体としてのしっかりとした音楽作りが印象的でした。

アンコールはツィゴイネルワイゼンでしたが、この曲、少し前にアメリカでのリサイタルのアンコールでやってたのをビデオで観たことがあり、ジョシュのツィゴイネルワイゼン、珍し、しかもアンコールでこの曲かぁ、と思ってたのですが、まさか今日も??と思ってたら、そうでした。私としては静かな曲で終わってほしかった気もしますが、サルテラートも上手く行ってたし(-_-;)ポルタメントやためもあって楽しい演奏でした。何よりデンクが、思いっきり弾いててもジョシュにぴったり合わせた伴奏で楽しめました。今度ジョシュを聴けるのは12月にウィグモアホールで、伴奏はデンクではなくサム・ヘイウッドだそうです。(この人あんまり印象がよくないんだけど。。)じゃなかった、その前に10月にASMFでブラームスだった。今回のペアはとても息も合っててデンクのピアノもとてもよかったので、ウィグモアホールで聴きたかったなぁ、なんて(しつこい)。

音楽会の感想ではなくジョシュの評みたいになってしまいました。すみません。

Josh & Jeremy


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feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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