*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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Hilary Hahn Recital - Encores

Sun 22 April 2012, 7:30pm @Wigmore Hall

In 27 Pieces: The Hilary Hahn Encores

Somei Satoh (b.1947): Bifu
Nico Muhly (b.1981): Two Voices
Lera Auerbach (b.1973): Speak, Memory

Christos Hatzis (b.1953): Coming To
Avner Dorman (b.1975): Memory Games

Bach: Sonata No. 2 in A minor for solo violin BWV1003

(Interval)

Beethoven: Violin Sonata No. 2 in A Op. 12 No. 2

Einojuhani Rautavaara (b.1928): Whispering
Jennifer Higdon (b.1962): Echo Dash
Max Richter (b.1966): Mercy

Brahms: Scherzo from F.A.E. sonata (Sonatensatz)

Hilary Hahn violin
Cory Smythe piano


これはヒラリーが現在取り組んでるプロジェクトのリサイタルです。上の本人のサイトの説明にある通り、現代作曲家26人に作曲を委託した作品を、今年、来年のリサイタルで演奏、録音するというものです。27曲目は公募だそうです。このリサイタル、ピアニストはValentina Lisitsaでしたが、この男性のピアニストに変更になりました。

私正直、現代ものはよくわからないので、あらま、現代曲8曲もあるよ。。と思ってました。日曜だけど1日PCに向かってて疲れてるし、雨も降って寒いし、勿論遠いし、で、実はさぼっちゃおうかなーなんてちょっと考えたりしてました(-_-;)。しかもまだ頭からはブルックナーが抜けないし。
--
なんて、リサイタルが始まるとそんなことすっかり忘れてしまいました。ヒラリーが登場するとマイクを持ち、最初の3曲の説明をしてくれました。私は正直、プログラムにもヒラリーによる各曲の解説はあるし、うーん、これ要るの?と思いましたが、プログラムには載ってない情報も話してくれ、そのせいで客席とのコミュニケーションを取ろうとしてることがわかり、そして会場の雰囲気がすごくリラックスしたものになり、まるでサロンコンサートのよう。解説はその3曲演奏後と、後半ベトベン終わってからもありました。

上のヒラリーのサイトに載ってる26人の作曲家の中には日本人の方が2人。今日は佐藤聰明さんの作品が演奏されました。タイトル"Bifu"ってなんだ?と思ってたら、ヒラリーの説明の中で、「タイトルは日本語でそよ風」と言ってたので、あー、「微風」かぁと。この風は心の中に吹く風、感情を表したものだそうで、最後まで静かな曲でした。プログラム1曲目だから印象に残ってますが、ヒラリーの音は、こんな素朴だっけ?と思いました。ヒラリーの音は、私の印象では細くても芯があるという感じで、こんな飾り気のない音も出すんだ、と正直以外でした。表現も何だか素直で素朴で驚きました。

あとの曲は、静かな曲、ものすごくテクニカルな曲、ジャズっぽいリズミカルな曲などなど様々で、それぞれの曲が個性的でした。驚いたのは、現代曲だから譜面を見て弾くんだろうと思ってたら、全曲暗譜だったことです(勿論バッハ、ベートーヴェン、ブラームスも)。これにはたまげました。覚えて弾きこなすだけでも大変なのに、完全に曲を自分のものにしている。たくさん新しい曲を聴いてると、何だか楽しくなってきました。

素晴らしかったのはバッハで、これは表情豊かでアゴーギグも結構入ってて、特にフーガには息を呑みました。フーガ終わると思わず客席からは拍手が。当然だと思います。表現を工夫し、かつ2声などの形もはっきり残した新鮮なバッハでした。

ベートーヴェンは結構がりがり弾いてて、私にはちょっときつい音でした。私が最前列で聴いてたせいかもしれません。後ろの方で聴くとまた違って聴こえるのかもしれませんし、勿論その辺は考えて弾いてるのでしょう。ブラームスも結構楽器鳴らして弾いてましたが、この曲はピアノも対等で一緒に弾くので(音がいっぱい)、そんなに気になりませんでした。アンコールは別の現代曲をやってくれました。

ただ私にはこのプログラムちょっと長くて、後半は完全に集中力が切れてました(-_-;)。前半最後のバッハに圧倒されてしまったのかもしれません。そういえば今までヒラリーと言えばコンチェルトばかりで、リサイタルを聴くのは初めてでした。遠くから見てると(特におととしのプロムスでのベトベンでは)、細い体で細い音を出す、何だかお人形さんのような印象で(-_-;)、こんな近くで聴くと、かなり太い音も出しててびっくりしました。そして、聴衆とのコミュニケーションが抜群。しゃべりだけではなく、バッハでもブラームスでもその他の曲でも、聴衆に語りかけてるのがよくわかりました。

来年のプロジェクト後半でもロンドンに来るんだろうなと思ったら、来年1月にもウィグモアでリサイタルのようです。それにしても、どんどん新しいものに挑戦していく姿はすごいと思います。こんないろんな曲を完全に弾きこなすには技術は勿論、いろんなことが必要ですもんね。ほんと、若いのに、年齢層の高い(-_-;)ウィグモアの聴衆の心をがっちり掴んで、世間に認められた音楽家の一人だと思います。

Hilary
いつもながら下手ですみません(汗)


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  • 2012.04/25 21:07分 
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feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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