*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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LSO/Harding/Angelich - Schumann, Bruckner

Thu 12 April 2012 / 19:30 @Barbican Hall

Schumann Piano Concerto
Bruckner Symphony No 6 (ed Nowak 1952)

Daniel Harding conductor
Nicholas Angelich piano
London Symphony Orchestra


日本全国、世界中のハーディングファンのみなさんこんにちは(^_^)。

私はロンドン響は1月までは5年くらい聴いてなかったので、ハーディングの指揮を聴くのは初めてです。ロンドン響の首席客演指揮者ですが、LSOの今シーズンはハーディングの指揮はこの一回だけなんですね。。プログラムにはちゃんと「NJPのミュージックパートナー」の記載もありました。

ブルックナーは私はあまり積極的に聴く作曲家ではなく、知ってるのは多分、学生オケでやっていた4番と、2楽章が好きな7番と、学生オケの欧州演奏旅行中にバーンスタイン/VPOのリハーサルに忍び込んで聴いた(!)9番くらい。6番はあまり演奏される機会も他の曲に比べて少ない気がします。なので曲自体を知らなかったので(汗)事前に慌ててCDを聴いたくらいで。7番と同じように2楽章が美しい。

今日はシューマンとブルックナーの2曲です。アンゲリッチは名前はよく聞きますが聴くのは初めてです。カピュソン兄弟とフォーレの室内楽曲の全集を出してますね。
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シューマンのピアノコンチェルトはPCの中でも好きな曲です。なので楽しみにしていました。ソリストの初めの印象は、音が硬いなと。。これは、最近アンスネスのシューマンばっかり聴いてたせいかもしれません。冒頭のテンポがすごくゆっくりで、オケだけのところのフレージングは、山がいくつもあってスムーズに音楽が進行していかない感じ。1楽章の展開部になると前に進む感じもしましたが、旋律が元に戻るとやっぱり停滞してしまい、どうも私の好みではなかった。3楽章も比較的ゆっくりで、詳細なんだけどどうももうちょっと前に進む感じが欲しかった。勿論テンポだけにとらわれてはいけないと思うけど。

この曲はトロンボーンもチューバもいないので、注目されるのは木管(特にオーボエですか)、オーボエの音はふわーっという感じですごく遠くに聴こえ、チェロとヴィオラは中に入ってたせいか音があまり出てこない。でも2楽章は、風がそよぐ森のイメージがして美しく幻想的。この楽章は楽しめました。曲全体の演奏は決して悪くはなかったと思うのですが、どうも私のイメージとは違うかなという印象が残りました。アンゲリッチは、弱音も美しかったしよく歌ってましたが、今回の印象はそんな風になってしまいました。でもブラームスなんかはいいかなぁと思ってます(クラシックFMでよくかかってるので)。また聴いてみないと。
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休憩後は期待のブルックナーです。ハーディングはブルックナーは昨年新日フィルで8番を、LSOとも昨年7番、おととしは5番を指揮しているようです。ただ、いろんな人のレビューを見ると、ハーディングのブルックナーに対しては好き嫌いがあるかなと思ってました。

1楽章は速いテンポで始まりました。あれ?最初の高弦の3連符のリズムが始まっても拍子(テンポ)がよくわからない。低弦のメロディが始まるとえらく速いテンポだったんだということに気づきました(汗)。それはそれで悪くなかったです。プログラムには、光と影(冒頭のその高弦のリズムと、低弦のメロディの対比)って書いてありましたが、何だか速すぎてどうもそういう感じは受けませんでした。でそのまま突っ走るのかと思ってたら、弦を歌わせたゆったりとした余裕のある演奏。シューマンと違って弦の低音も出てた。そして何と言っても金管。ユニゾンで爆音でも決して一音も外さない(当然?)。特に、すーっと浮かび上がってくるホルンの美しいこと。ぴしっと揃ったトランペットと、厚い音を響かせるトロンボーン&チューバ。

注目の2楽章ですが、今日の演奏で一番印象に残った部分です。ストリングスの弱音の美しいこと。転調して繰り返される旋律は寄せては返す波のよう。なんて思ってたら自然にそんな海の風景が頭に浮かび、音楽にすっかり引き込まれてしまってた。神を感じるとまでは行かなかったけど、そんなして情景が想像できるような音楽を聴けるのは幸せなことだなぁと思いながら浸ってました。(でもブルックナーはモンブランの山並みを眺めてから書いたということですから、ほんとは海じゃなくて山のイメージなんですよね。。)

ハーディングの指揮は詳細で繊細で、楽譜に書いてあること全部やっている感じ。だから要求も高そうですが、それにすべて応えているLSOの水準の高さ。研ぎ澄まされ、洗練されたブルックナー。計算し尽された指揮という感じもしますが、とても頭のいい人だと感じました。小さいのに(失礼)オケを統率する力は相当なものです。

私はとても気に入ったのですが、ただ、他のブルックナーの演奏になじんでる人にはちょっと違和感があったかもしれません。聴衆の反応も微妙なところで、気のせいか静かでした。彼らは普段は結構、ブラボーだのスタンディングオヴェーションだのやりまくりですが、何だか拍手も静かで盛り上がらなかったような気が(シューマンでもそうだったんだけど)。単に私がブルックナーを知らないからすんなり受け入れられたのかもしれません。これからはもっと積極的にブルックナー聴いていきたいと思います。^^
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(余談ですが、ホールに行く前に、この前行き損ねたピカデリーに新しくできたラーメン屋に行ってきました。私は塩を頼みましたが麺もまずまずでした。私はあまりこだわりはないので、ロンドンでこんな水準のラーメンが食べられるなら大満足です。いちお写真を。)

Ramen

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新緑の木漏れ日の中へスキップしたいブルックナー ハーディング、ロンドン交響楽団

12.04.2012 @barbican hall schumann: piano concerto bruckner: symphony no. 6 nicholas angelich (pf) daniel harding / lso ロンドン・シンフォニーの主席客演指揮者のハーディングさん。今シーズンは、たった1

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Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

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