*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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LPO/Currie/Vänskä - Schumann, Aho, Brahms

Wednesday 18 April 2012 19.30- @RFH

Robert Schumann: Overture, Genoveva
Kalevi Aho: Sieidi - Concerto for solo percussion & orchestra (World premiere)
Johannes Brahms: Symphony No.1

London Philharmonic Orchestra
Osmo Vänskä conductor
Colin Currie percussion


stage with perc

今回はアホのパーカッション協奏曲を聴くのが目的でした。
アホといえば2月に読響/ヴァンスカで「ミネア」や「クラリネット協奏曲」の日本初演があったばかりです。その評判を聞いてふと、これ面白いかもしれないと思って取りました。私は2006年に「クラリネット協奏曲」の初演をBBCSO/ヴァンスカ/フロストで聴いておりました(でもほとんど記憶にありません(汗)。

今回の曲はLPOからの委託ということです。コリン・カリーはよく名前聞きますが聴くのは初めて。そもそもパーカッション協奏曲なんてめったに聴く機会もないのですが。

ステージには、上の写真のように指揮台の左右に9つのパーカッションが並んでます。プログラムのアホ自身による曲の解説には使用楽器の名前と演奏の仕方(順序)の説明がありました。ソリスト(コリン・カリー)は、ステージから見て左の楽器から順番に演奏していき、右端のタムタムまで到達したらまた順番に演奏して左端の最初に演奏した太鼓に戻って曲が終わるようになっており、それを見てると曲の流れもわかるということです(プログラムはここから見られます)。あとステージ後方にはティンパニが中央に、あと左右にもパーカッションが配置されてます。

各楽器の並びはこんな感じ。(日本語での正式名称は調べてないので、プログラムに載ってた名称です(汗)。)ちなみにdjembeとdarabukaは体の前で手で叩いて演奏する太鼓でした。(ちょうど両方の楽器の演奏ビデオがここにありました。djembeはアフリカの楽器、darabukaはアラブの楽器のようです。)

LPO.jpg
drum
上の図のPercussionist2の位置にあったドラム。休憩時間半ばで撮ったのでシンバル等はもう片付けられてましたが(汗)

曲の初めはdjembeのソロで始まり、後方2人のパーカッショニストの大太鼓も参加。2人同時に叩くのでお腹に響く音で、最初から聴衆を引き込む。中央のティンパニ、後方のパーカションもシンクロナイズしてものすごく立体的な響きで効果的。音楽が進み、ソロの楽器が変わるにつれ、違った雰囲気になり、静かになったりまたリズミックになったり。その流れが何だか快感。最初の方は、オケの伴奏もあって何だかオリエンタルな感じだったけど、そのうち無国籍な感じに。それにとっても神秘的。頭に浮かんだのは自然の情景。森のささやきだったり湖だったり。もし日本でこの演奏を聴いたら、日本の自然と四季を思い浮かべるかなぁなんて想像してました。(タイトルについてはプログラムを見ないまま聴いてたので、聴きながらそんなことを勝手に想像してたのですが、'Sieidi'とは、こんな岩があったりする、カルト的な場所のことのようなので、宗教的な意味合い(シャーマニズム)もあり、全くの自然のものとはちょっと違いますが、まぁ私の想像したものからは当たらずとも遠からずという感じ?(汗)

私は現代曲はどちらかというと苦手でよくわからないのですが、これは楽しめました。ソロ楽器を一通り演奏して、再び同じ楽器を演奏して戻ってくるわけですが、その時には1回目とは違う風に演奏してたような気がします。激しく演奏した楽器は静かに、など。ヴィブラフォンは、2回目は弦楽器の弓を使って縁をこする奏法でした(その前の前兆として、後方のパーカッショニストもシンバルでそれをやってた)。あとタムタムではスティックの柄で縁を叩いたりこすったり。こうして視覚的にも楽しめるので、聴くだけよりも演奏を観る方が何倍も楽しめると思いました。

ちなみに曲は、後方にいる2人のパーカッショニストが演奏する雨の音のする長い棒状の楽器(レインスティック?)の音で静かに終わりましたが、ヴァンスカが腕を下ろしてもその音がかすかにしゃらしゃらなってるので、どこが終わりなのか今一わかりませんでした(-_-;)。なぜか拍手が始まってもしゃらしゃらと音が。。激しく始まって静かに終わるという、何だか人の一生みたいな気もしました。

Aho & Vanska
アホとヴァンスカ

ブラームスは、ヴァンスカのダイナミックな指揮のせいか、1楽章の初め(リピート前)で管と弦が完全に一拍ずれてました(汗)。すぐ立ち直りましたがびっくりしました。妙な<>(cresc/dim)があったり、4楽章の途中ではえらく速いなと感じたものの、オケはよく鳴ってました。先日某オケをデッドな音響のホールで聴いたせいかもしれませんが(汗)、今日はLPOやけに上手に聴こえ、ホルンとか、いつも音が気になるobとかすごくいい音でした。Choir席だったせいか低音もものすごかったです。

ヴァンスカといえばシベリウスという印象が強く、1曲目のシューマンを聴いてるときはまだそんな印象だったのですが、アホのコンチェルトの指揮はさすがで、拍子とテンポの変化ではよくオケがついていってました。いろんな楽器を自在に操れる、才能豊かな若手のカリーも印象的でした。今年はパーカッションのグループで日本に行くようですね。

世界初演のアホのコンチェルトはラジオで中継され、ここで4/24までオンデマンドで聴けます。

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Comment

 

わたしのブログもやっとここまで来ました。まだまだ先は長いんですけど。。。
ホルン、この日はロンドン・シンフォニーのパイアットさんがゲストで吹いてましたよ。
ロンドン・フィルは意外と上手なんですよ。音楽を聴いててもうちょっと何とかって思うことほとんどないもの。そりゃあ、ベルリン・フィルとかロンドン・シンフォニーとかと較べたら酷だけど。でも好きです♡
  • posted by つるびねった 
  • URL 
  • 2012.05/06 23:28分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

お疲れ様~。更新頑張ってますね。私にはこれももう記憶のはるかかなたになってしまいました。。初めてのパーカスコンチェルトは視覚的にも楽しかったです。LPOもよいですよね。と最近思ってます。プログラムも結構楽しいのが多いし。

コリンは、写真の印象ではもっと若い感じかと思ってたら、頭の上の方がちょっと薄くなってましたね(っていつもそういうことばかり。。-_-;)。
  • posted by feliz2 
  • URL 
  • 2012.05/07 10:39分 
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打楽器フェチ感涙と太ゴシック体のブラームス ヴァンスカ、ロンドン・フィル

18.04.2012 @royal festival hall schumann: overture, genoveva kalevi aho: sieidi, concerto for solo percussion and orchestra brahms: symphony no. 1 colin currie (pc) osmo vänskä / lpo 自分でもどうしてこのチケット持ってる

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Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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