*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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BBCPO/Sado/Tsujii - Chopin, Copland, Bernstein

Saturday 03 March 2012, 7.30pm @Bridgewater Hall, Manchester

CHOPIN Piano Concerto No. 1
BERNSTEIN Prelude, Fugue and Riffs
COPLAND Appalachian Spring - suite
BERNSTEIN West Side Story - Symphonic Dances

Nobuyuki Tsujii piano
Yutaka Sado conductor
BBC Philharmonic Orchestra


佐渡さん x 辻井くんを聴くためにマンチェスターまで行ってきました。
正直、予定してなかったのですが(その前後の日にすでに演奏会の予定が入ってたので)、せっかくこのコンビでイギリスで聴けるのだから、と急遽計画。私は佐渡さんの指揮も辻井くんのピアノも初めてです。日本ではご覧の通りものすごい人気でチケットもすぐ完売と聞きます。

ブリッジウォーターホールは、BBCフィル、ハレー管、マンチェスターカメラータの拠点で、1993年建設開始、1996年公開。外見からしてガラス張りの近代的な建物。音響も、イギリスの他のホールにはない素晴らしさ。日本のホールに近い感じで、イギリスの他のホールと違って、響きが音が耳に届くまでに何段階も加工されて入ってくる感じ。(他のホールは響かないので、音が直接耳に入ってくる感じです。)それに慣れてしまってるので、このホール、ちょっと普段とは違う不思議な感じがしました。

ご存知の通り、BBCフィルと佐渡さん、辻井くんは昨年3月に日本ツアーをやっていたのですが、震災のため中断、BBCフィルは途中で帰国といういきさつがありました。当日はそんなことも考えながら聴いていました。BBCフィルはマンチェスター拠点のオケなので、私はプロムスで1回聴いたことがあるだけです。

ホールに入るとピアノがステージにあるので、え?と思ったら曲順が変わっており、いきなりショパンから。(以前発表されてたのはコープランド、ショパン、バーンスタイン2曲という順でした。)私の席は1階でしたが、日本人の方がかなりいらっしゃいました。

とにかく辻井くんのピアノには圧倒され、弱音の美しさと多彩な音色に心打たれました。真珠のような音。そして多彩な音色と表現。ショパンはこれがないとー。1楽章でもう涙が出てきました。オケと佐渡さんの指揮も素晴らしくて、ピアノをうまくサポートしていました。これはちょっとした体験でした。また違う世界に行ってしまいそうになりました。辻井くんの弾き方は独特で、ほとんど腕を上げず、指だけで弾いてる感じですが、それでなぜ自由自在にあの音色とダイナミクスが出せるのか?おそらくものすごく指と手の力が強いんでしょうが、見ているとそんなことを考えて影響されてしまうので、時々目を閉じて聴いてました。やっぱり天才としか思えない。そして他の誰にもない感性。

アンコールはショパンのノクターンOp27-2。これも美しく心にしみる演奏でした。演奏後、拍手が始まる前のしばしの静寂がありがたかったです。

休憩を挟んで後半はアメリカンプログラムです。バーンスタインの1曲目は知らない曲でした。こんなのも書いてたのねぇと。オケではなくジャズバンドですか、編成は、Cl、Tp、Tb、サックス、ピアノ、ドラム。服装もみな白いスーツでバンドっぽい。プログラムにはクラのソリストの名前が書かれてました(オケのプリンシパルでした)。みなソロを担当するのになぜ?と思いましたが、クラだけ途中ソロで前に出て演奏してました。うーん、佐渡さんのりのり。本領発揮という感じで、ジャンプしたりしゃがんだり踊ったり。私の周りの人にはそれがものすごくうけてました。(まあ欧州の指揮者にはいないタイプですか。)最後は各パートが順番に立っていって盛り上がっておしまい。サックス、クラなど各パートほんとに上手かったです。(楽しかったですが私にはよくわからない曲でした。。)

コープランドは子供がユースオケでやっていた曲なのでよく聴いてました。またブラスバンドでもよく演奏されますね(多分)。そういえばシンフォニックダンスもそうですか。実はウェストサイドもアパラチアの春も、知ったのは(最初に聴いたのは)ブラスバンドの曲でした(私オケに入る前はブラスバンドにいたので)。なので今日はそんなノリで聴いてました。実はいまだに佐渡さんというとブラスバンドというイメージもあります。

コープランドはちょっと不思議な感じでした。どんどん音楽が進んでいき、何だか私にはちょっと速かったです(最後の方、Simple Giftのバリエーションの、Tpのファンファーレぽいところ)。そういう曲なのかもしれませんが。。木管のソロは美しかったです。特に前の曲でソロもやってたクラリネットよかった。

シンフォニックダンスはまた大盛り上がりでした。佐渡さんの指揮がまた非常にうけてました。とにかくダイナミックで、こんな音量が出るのか!ってほどのダイナミクスで(あれ、今までのは何だったんだ?とも。。^^;)、リーダーの「指パッチン」のソロもあり^^。いやいや、やっぱりブラスバンド。なので私は懐かしい思いで聴いてました。そういえばこの曲オケで聴くのは初めてかも。あんまりコンサートでは演奏されませんかね。こんなプログラムだったせいか、わりと空席がありました。。この週末はBBCのMusic Nationというイベントがあり、全国でいろんなコンサートがその一環になっていましたが、これもその1つでした。そのためか子供がわりと多かったです。ただちゃんとした身なりをした人も多くて、ロンドンとはまた違った雰囲気でした(ロンドンではもっとみな普段着。。)。演奏として一番よかったのはこの曲かなぁ。佐渡さんの思いが伝わってくる演奏でした。あの指揮はやはり佐渡さんにしかできないですね。

思い出しましたが当日はマイクが入ってました。録音してたんでしょうか。その前日の、別の場所での公演はBBCラジオで放送してましたが、当日のも何らかの形で公開されるのなら嬉しいことです。辻井くん、今度は5月にアシュケナージ/POとロンドン公演でプロコ3番。これも楽しみです。

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プロフィール

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Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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