*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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Budapest Festival Orchestra/Capuçon/Fischer - Brahms, Lalo, Rimsky-Korsakov

Sunday 4 March 2012 19.30- @RFH

Johannes Brahms: Tragic Overture
Edouard Lalo: Symphonie espagnole
Nicolay Andreyevich Rimsky-Korsakov: Sheherazade

Budapest Festival Orchestra
Iván Fischer conductor
Renaud Capuçon violin


今回はカプソン兄目当てでした。ライブは聴いたことがなかったので。またもう1つは、そのコンチェルトがスペイン交響曲だったので楽しみにしてました。(でも正直プログラム見たときは、カプソンの弾くラロってどうなの??とかも思ってましたが。。)

カプソン兄は、ちょうど同じ、スペイン交響曲の演奏の映像(リヨン管/準メルクル)が去年の夏ごろネット配信されていたので観たのですが、正直、私が知っているような演奏とはちょっと違い、物足りない(あと技術的なミスが多少。。)ということで、今回、実はあんまり期待してなかったのです。

ところがびっくりしました。その映像とは全く違う演奏(解釈)で、勢いあり、聴かせる演奏。技術もほぼ完璧で、1楽章から圧倒されました。あと弾きかた(体の動かし方)も違いましたね。おそらく、フィッシャーとオケとで一緒に作り上げた演奏だったのでしょうか。カプソンはずっと指揮者の方を向いて演奏してました。

演奏(解釈)自体は、私のお気に入りの演奏とは全く違うものでしたが、それはそれで、斬新で評価できるものでした。フランス人はこういうタイプが多いのだと思いました。結構テンポも速く、1楽章、通常連続ダウンボウで弾く(かもしれない)G線の箇所も弓順で弾いてました。実は去年、子供がこの曲の1楽章をやっていたので、私はかなりの数の録音を聴きました(私が聴いてもしかたがないですか^^;)。フランス系と、そうでない演奏(ヴェンゲーロフのようなタイプ)があるように感じました。今日のカプソンはやはりフランス系の演奏でしたが、あっさりとも違う、独特の解釈でした。聴衆からもブラボーが飛んでました。

Capucon & Fischer

フィッシャーの指揮は見ても楽しめました。何しろ元気。踊ったり、指揮台の隅まで行ったり、ステップを踏んだり、唸り声も~。スペイン交響曲は、拍手が止むのも待たずいきなり始まりました。ブラームスでは最後唸ってましたね。私は多分ブダペスト祝祭管もフィッシャーも初めて聴きますが、力強い指揮でした。そしてぐるぐる回したりする左手の多彩な表現。オケは上手いのですが、他のオケとは違う音。味がある。他のオケにあるような、精巧で緻密で上品な感じではないかもしれませんが、何だかこのオケはすごい!と最初のブラームスを聴いて思いました。勿論フィッシャーの力でもあるでしょうが。

(ところで私はその日の夕方、マンチェスターからロンドンに戻ってきてコンサートに直行したので、とにかく疲れていて、実は眠くて眠くて。。あんまり聴けてません。というか頭は働いてませんでした。耳では聴いてましたが、頭では聴いてません。特に後半はほんとに眠くて。。)

シェーラザードでは、ハープが指揮者の右(2nd vlnの前)にいました。ちょうどソロのヴァイオリンと向かい合わせです。それがなかなかよく(通常はどういう配置なのかよくわかりませんが)、ヴァイオリンソロは本当に物語の語り手のようでした。リーダーのヴァイオリンは、すごく上手い!というのではないですが(失礼)、聴かせるソロでした。

配置は、左から1st vln、チェロ、ヴィオラ、2nd vln。ステージ一番後ろ、いつもならパーカスがいる金管の後ろの最上段中央にベースが並んでおり、そのせいで低音が立体的に聴こえてかなり効果的でした。ただティンパニとパーカスがその両側に並ぶ形になって離れちゃってましたが。

実は(←多いです)、去年夏まで子供が5年ほど習っていたヴァイオリンの先生はハンガリー人でした。子供はその人の影響をものすごく受けています。今日ブダペスト祝祭管の音を聴いたとき、「これ!この音だ!」と、ひどく懐かしくなってしまいました。個人のレベルは高いけれど、ぴったり揃っているわけではなく(またまた失礼)、でも深みのある音と表現。そうそう、これだよーーー、と1人で感慨にふけっておりました。オケの人たちはみな仲よさそうで(フィッシャーとも)、音楽の楽しさをまた教えてくれる楽しい演奏会でした。アンコールはドホナーニの曲を演奏してくれました。

またイギリスに来たらぜひ行きたいです(ってもう来年のチケットを取ってました)。去年のレイトナイトプロムス(Audience Choiceのプログラム)もすごく楽しそうでした。

そうそう、チューニングがなぜかGで始まり、えっ??(冗談?)と思ったんですが、その後A、その後ブラスのためにB♭。フィッシャー/ブダペストは面白いよ、と聞いてたので、本当に冗談かと思ってましたが、聴衆は誰も笑っておらず。。いつもこうなんだろうか?

Comment

 

こんにちは。ブダペスト祝祭管はブダペスト在住時から愛聴し、ひいきにしております。チューニングは数年前からこうやって実利的に念入りにやるように変えたみたいですね。確かに、絶対音感のある人だと何かの冗談かと思うかも。コンバスを後ろにずらっと(最大で12人も!)並べるスタイルはブダペストでもよくやってましたが、視覚的にも音響的にもこけおどし的効果は抜群ですね。機会があれば是非一度、ホームグラウンドのバルトークホールでお聴きください。
  • posted by Miklos 
  • URL 
  • 2012.03/07 00:43分 
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Miklosさんコメントありがとうございます。もしかしたらいらっしゃるのかな~と思ってました^^。フィッシャーの指揮もオケも楽しくて、すっかりファンになりました。機会があればぜひ現地で聴いてみたいです。チューニングはほんとに冗談かと思いました。。カピュソン兄にもびっくりでした。
  • posted by feliz2 
  • URL 
  • 2012.03/07 10:56分 
  • [Edit]
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こんな熱いピロウトークしてたら体が火照って寝られないでしょ フィッシャー、ブダペスト祝祭管弦楽団

04.03.2012 @royal festival hall brahms: tragic overture lalo: symphonie espagnole rimsky-korsakov: sheherazade renaud capuçon (vn) iván fischer / budapest festival orchestra 夜は、イヴァン・フィッシャーさんとブダペス

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Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

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