*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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Mutter/Previn/Müller-Schott - Piano Trio

20 February, 2012 19:30- @Barbican Hall

Mozart Piano Trio No 2 in B flat major
André Previn Trio No 1
Mendelssohn Piano Trio No 1 in D minor

Anne-Sophie Mutter violin
André Previn piano
Daniel Müller-Schott cello


ムターは、私が学生の頃から聴いてるヴァイオリニストの1人です。大昔日本でリサイタル行った事も。でももうすぐ彼女も50歳ですかー。今回は、LSO Artist Portrait: Anne-Sophie Mutterの一環で、プレヴィン、ミュラー=ショットとのピアノトリオです。それに加え、プレヴィンの「43 years with LSO」テーマのコンサートでもありました。その前日には、自分作曲のコンチェルト(ソリストはバシュメットとムター)などの指揮もしてたようです。そういえば私プレヴィンは初めてかも。

取ってた席が最前列。バービカンの最前列って目の前がステージで(ほんと、目の先60cmくらい)、あら、私ってば何でこんな席を?でも安いからね。
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拍手の中演奏者が登場すると、隣にいた友人が「誰、あのおじいちゃん!?」。誰って、プレヴィンだよ(-_-;)、というくらいすっかり老け込んで(失礼)。ムターに支えられながら、赤い(!)杖をついてゆっくり頑張ってピアノまで歩いていました。82なんですね。友人いわく、「82にしてはちょっと老けてるよねー。ルービンシュタインは90くらいまで弾いてたし、うちの父も同じような年だけどあんなに老けてない」。。。

ここで期待感が一気に下がってしまいました。が、あのピアノは、私にとっては「音楽」そのものでした。演奏自体は、やっぱり指が回らず大きな音も出ず、モーツァルトでは大変なことになったり(止まりそうだったり)してました。前の2人が完全にピアノに合わせている感じ。ですが、進行するにつれなんだか3人の間に不思議な雰囲気が。初めのうちは本当にはらはらしましたが、そのせいで完全に3人の奏でる音楽に引き込まれてました。

モーツァルトはそんな感じであれよあれよという間に終わり、次がプレヴィンのトリオ1番。ムター、ハレル、プレヴィンのトリオのために書かれ、2009年にカーネギーホールで初演。(第2番はニューヨークで今度5月に初演されるそうです。)ジャズっぽく、感じとしては、ボールが跳ねてる感じ。リズミカルで、不協和音が続いたり、弦楽器がユニゾンだったり。2楽章だけちょっと違って、これは夜の暗いプール(ちょっと怖い)。3人がゆったり一緒に泳いだり、ばらばらになったり。私にとってはわかりやすい曲でした。演奏という点では、この曲が一番よかったように思います。

休憩後はメインのメンデルスゾーン1番です。この曲は大好きで、といっても、ほとんどピアノが主役のような曲なので、こりゃ難しいぞ(特に3楽章心配~)、と思っていたのですが、モーツァルトよりずっとよかった。これまたチェロが活躍する曲ですね。4楽章に入るころには完全に3人の世界に。

ムターを聴きに来たのだけど、今日一番の驚きはミュラー=ショットでした。このトリオ、前はチェロはリンハレルがやってて、あ、今日は違うあの若い人かーなんて思ってたら、かなり存在感ありました(後で知ったのですが、この3人は、ハレルのいるトリオよりも先に2006年にモーツァルトのDVDも出していたのですね。)。さらに後で調べたらなかなかすばらしい経歴の持ち主。演奏も聴いたことがなかったのに、何で名前をよく聞くんだろうと思ってたら、そういう経歴のせいだったのかなあ。実はムターも、最初の方、ウォーミングアップができてなかったのか、音がかすったり、少々音程がはずれたりしてたようです(至近距離だったからそういうのも聴こえちゃうのでしょうか)。そういうのもあって、一番安定してたのはチェロのように思いました。ダニエルくん、私のお気に入りのチェリストに仲間入りです^^。

もしかしてプレヴィンのピアノを聴くなんてこれが最後かなぁと思いました。そもそもピアノがそんななので、正直、トリオの演奏がどうだったとか言えるようなコンサートではなかったのですが、何だか3人の間の不思議な雰囲気、抜群のチームワーク。こういうのが音楽を作るってことなんだろうなと思いました。

Previn1

Previn2

Comment

 

おや。私は2列目に座っていましたよ。多分直後に座っていた家族3人連れが我が家です。

私も前半聴いた限りでは、音程外してるし、ムターも昔の名前で出ているだけの人なのかな、と思ってしまいましたが(プレヴィンの曲はよくわからんかったです)、後半のメンデルスゾーンの目が覚めるような弾きっぷりにいたく感心しました。終始プレヴィンをいたわる心配りも良かったです。
  • posted by Miklos 
  • URL 
  • 2012.02/22 00:57分 
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  • [Res]

 

あれ、そうでしたか。私は中央あたりでした。お見かけしたような。。

とにかくプレヴィンにはびっくりでしたが、メンデルスゾーンには引き込まれました。イケメンチェリストも発掘したのでよかったです^^。彼は前にムターとブラームスのダブルを弾いてたんですね。
  • posted by feliz2 
  • URL 
  • 2012.02/22 10:13分 
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プロフィール

feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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