*クラシック*音楽生活@イギリス

主にイギリスで行ったクラシック音楽会の記録。感想付きは2012年1月~。

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NYフィルハーモニック/ギルバート マーラー9番

Thu 16 Feb, 2012 19.30- @Barbican Hall

Mahler Symphony No.9

New York Philharmonic
Alan Gilbert conductor


ギルバート/NYフィルの欧州ツアーのロンドン公演。その後も、ランランとのバルトークコンチェルトとか、アデスの曲とか、全部で3回コンサートあるのですが、私はマラ9のみ。「マリンバ携帯事件」で有名になったギルバートのマラ9ですが、実は私もこの事件後、演奏も実は結構よいというのを聞いてチケットを取ったのでした(ミーハーですね。木曜はスケジュールがちときついので取らないでいた)。

でもそんな気持ちで行ってはいけないコンサートでした。

行くまでにちょっとハプニングがありました。うちの駅までの道が異様に混んで1時間もかかり(通常だと20分ほど)、コレは間に合わないかも(事前にホールからも「遅れたら入れませんよ」のメールをもらっていた)、もし間に合ったらそれだけでも幸せ、と祈りながらの道中でした。いつもは駅の駐車場に車を停めるのですが、途中のショッピングセンターに車を停めて駅まで走りました。バービカンの駅からも走り(汗)、何とか間に合いました。

また、今首が非常に痛く(多分捻った)、そのせいで頭がずきずきしていました。こりゃあやばい、と思いながら到着、着席。

9番一曲のみ、勿論大好きな曲なのでこれは心して聴かなければ、と力が入ってました。
が、それ以上の、想像を絶するとんでもないコンサート体験になってしまいました。

最初の音が始まったとたんに、ギルバートの音楽作りがわかる。あぁなんて美しいんだ、このピアノ。弦の響き。管の音色。
でもう最初から涙腺決壊。
音楽はわりと淡々と進んでいきますが、それは私の好みでもありました。テンポといい、唄い方といい。なのですんなりと
入り込めてしまったのかもしれません。なのに心に訴える音楽。

とにかく管楽器(クラ、オーボエ、ホルン)、弦楽器のソロがすばらしく、ものすごく緻密なアンサンブル。バランスも良いし。もうこれは上手いとかそういうレベルではなくなってました。

4楽章。この美しい弦の響き。どうしても私には日本への祈りに聴こえ、いろんなことが心に渦巻き、涙が流れた。そして死に向かう部分。どちらかと言えばスマートな音楽作りで、とにかく美しく、たっぷり唄ってるんだけど思い切り感情的になるでもなく、汗だくな音楽でもなく。どうしてこんな音が出せるのか。

最後のヴィオラが終わった時、私は完全に放心状態で、拍手もできず。今日の聴衆の集中力はものすごかった。ギルバートが腕を下ろすまでの静けさ。感謝。そしてスタンディングオヴェーション。
--
とにかくこんな経験をしたのは初めてでした。絶望というか。死の淵まで追い詰められた感じ。ぼーっとしながら帰り、バービカン駅までの歩道橋からこのまま身を投げてもいいかなあとまで思った(しないけど)。この音楽の重さ。

毎回コンサートでこんな聴き方をしてたら身が持たないので、これからはどうするかな、と。。帰宅して、寝ようと思っても頭の中であの4楽章が鳴り、また涙が。でよく眠れなかった。とにかく、ピアノの美しさが耳に残っていた。

少なくとも暫くはマラ9は聴きたくない。というか聴けない。

Comment

 

私も大いに感動しましたが、feliz2は私以上に感動されたようで嬉しくなりました。ホルン、オーボエ、コンサートマスターの音色は本当にすばらしかったですね。
頻繁にコンサートに行かれているようで、これからも訪問を楽しみにしています。
  • posted by dognorah 
  • URL 
  • 2012.02/21 11:58分 
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Re: No title 

ご訪問ありがとうございます^^。コンサートは以前からまあまあ行っていましたが、環境が変わったせいもあり、最近になって回数が増えました。私はオケとチェンバー中心です。dognorahさんは幅広いですね。今後よろしくお願いします。

私はそれほど詳しいわけでもないので、やっぱり他人のレビューが気になったりするんですよね。でも自分のとは違うこともものすごく多くです。なので気にしない方がいいですね。^^
  • posted by feliz2 
  • URL 
  • 2012.02/21 14:54分 
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プロフィール

feliz2

Author:feliz2
Concert-goer in SE England.
2013年8月ロンドン近くのBerkshireからLancashireに引っ越しました。→2016年秋からなぜかまたBerksに。

イギリスでのクラシックコンサートの記録です。クラシック音楽が生きる糧。元学生オケのヴィオラ弾き(+ヴァイオリン)。
(コンサートの感想はあくまでも私の主観によるものです。)

*このブログに掲載されている文章・写真を無断で使用することを禁じます。

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